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正直、承認欲求って辛くない?承認欲求から逃れるための思考法

承認欲求とは、だれかに「認められたい」「褒められたい」という勘定の総称で、心理学者のマズローが唱えた概念のこと。けど、誰かに認められるために、称賛されるために生きるって正直しんどくないですか?「課題の分離」を使って僕らは僕らの人生を生きよう。

■正直、承認欲求って辛くない?

自己分析って言う言葉が流行ったのはいつ頃からだろう。

焼き肉とご飯。ポップコーンとコーラ。ラーメンとレンゲ。そして就職活動と自己分析。彼らはセットとして認識されてるんじゃないだろうか。

何をやるにしても、誰かから説明を求められる。「あなたは何のためにそれをやっているんですか?」そして僕らは悩む。

「興味があるから、やってみたいからやってみただけなのにな…。」

そんな言葉は甘いと、人生を、社会を舐めんなと言われる。

自分のやりたいことを根源から考えていったとき、何度も目の当たりにするキーワードが”承認欲求”じゃないでしょうか。自己分析が足りないと叱咤を頂く。

自分が何かでかいことしたいのってなんでだっけ。う〜ん、僕は誰かにすごいって言われたいから、誰かに承認されたいからなのかもしれない。承認欲求ってみんなの根源だよね。なるほど。とっても大事な価値観だ。

この考え、辛くないですか?ていうか、危なくないですか?

僕らは誰かにすごいって言われないと、承認されないと良くないんでしたっけ?成功を定義するのを他人の目線にしていいんでしたっけ?

誰かの承認によって自分を定義することは、突き詰めると他人の人生を生きることじゃないですか?

僕らは数十年後には死にます。そのときに、自分は自分の決めた人生を生きたと、後悔しない生き方したくないですか。

■承認するかしないかは他者の課題じゃない?

”課題の分離”という言葉を聞いたことはありますか?

こちらは心理学者のアドラーさんが提唱した概念ですが、この考え方が承認欲求不要論を解明するヒントになると思っています。

端的に説明します。

1つの事象に対して、自分の課題かそれとも他者の課題かを分けること。また、それぞれの課題に踏み込んではならないし、踏み込ませてはならない。その事象が誰の課題かを見極めるには、最終的に責任を負うのは誰か、判断をするのは誰か。を基準に考える。

これだけです。

ここでポイントなのが、承認って”他者の課題”じゃないですか?ってこと。あなたはあなたのやるべきことに集中すべきであり、それをどのように評価するのかは他者の課題じゃないですか。

他者からどのように見られているのかという承認欲求の問題を含めて、僕らの人生で1番厄介なのが人間関係ではないでしょうか。

自分の課題と他者の課題を分離してあげること。これを分かっていない人同士が集まると、お互いの課題に干渉してしまい、関係は破綻してしまいます。

「あんなに尽くしてあげたのに、なんで彼は何も返してくれないのだろう」
「僕はこんなに頑張っているのに、なぜ評価してくれないのだろう」

これらは典型的な課題の分離ができていない悩みです。

例え親子間であったとしても、僕らは各々の課題にのみ集中すべきなのです。僕らが他者にできることは、助言し、励ますこと。

”馬を水飲み場に連れて行くことは出来ても、無理やり水を飲ませることはできない”のです。

少し逸脱しましたが、相手に何かを強制させたり、相手からの見返りを求めてしまうのは他者の課題へ踏み込んでしまっているのだと自覚しましょう。

そして、僕らは自分の人生に集中して生きていきましょう。それってきっと簡単ですよね?

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