コスパ良くDTMを始めよう!

こんにちは。
作曲家の天休です。

今回は「コスパよくDTMを始めよう!」というテーマで、DTMを始めるために最低限必要な機材についてお話させていただければと思います。

それぞれベストな答えは違うと思いますが、今回は初心者の方が最低限必要な機材についてお話させていただきます。

それでは早速見ていきましょう。

0.まずはじめに

DTMとはデスクトップミュージックの略で、パソコンで音楽を作ることを指します。

DTMを学ぶと、楽器が弾けなくても音楽を作ることができるのです!

さらに言うと、サンプルパック(素材集)を使うと、難しい音楽理論を知らなくても曲を作ることができます!

そんなDTMなのですが、いくつか必要なものがあります。

それは、

〇パソコン
〇オーディオインターフェース
〇ヘッドフォンorスピーカー
〇DAW
〇MIDIキーボード(なくても可)

ざっくりとこんな感じです!

順番に解説させていただきます!

1.パソコン

パソコンはお持ちのもので大丈夫だと思います!

iPhoneやiPadでもDTMをすることは可能です!

ただ、パソコンの方がやれることが多いので、できればパソコンを購入することをオススメします。

もしお持ちでない場合は、この後解説させていただくDAWというソフトが動く環境のパソコンを買う必要があります。

例えばCubaseというDAWソフトの動作環境をみると
〇CPU     : Intel Core i5 以上
〇メモリ : 8GB 以上
〇OS       :  Windows10 or macOS Mojave, macOS Catalina

なので、家電量販店でこれぐらいのスペックのものを購入するのが良いと思います!

MacWindowsかという論争があるかと思いますが、ぶっちゃけどっちでもいいと思います。

どっちを使っている人も見たことがあります。

ちなみに、僕はどっちも使ったことがありますが、今はWindowsを使っています!

2.オーディオインターフェース

オーディオインターフェースとはパソコンとヘッドフォンやスピーカーをつなぐ機器のことです。

[PC] ↔ [オーディオIF] ↔ [ヘッドフォンやスピーカーやマイク]

つまり、音全般における総合司令塔のような役割ですね。

「パソコンにヘッドフォン直刺ししちゃダメなの?」と思う方もいるかもしれませんが、なるべく避けた方が良いです。

なぜなら、パソコンに内蔵されているサウンドデバイスは音質が悪く、レイテンシー(遅延)も大きいためです。

レイテンシーとは、鍵盤を弾いてから音が出るまでの遅延のことです。

これが大きいと、鍵盤を弾いてから少したって音が鳴るので、めちゃくちゃ曲が作りづらいです……!

僕のオススメはNative InstrumentsKOMPLETE AUDIO 2というオーディオインターフェースです!

使いやすいですし、動作が安定しています!

余計なソフトをインストールしなくても、パソコンにつなぐだけで使えるのでオススメです!

しかも、仮にプロを目指すことになっても、このオーディオインターフェースならしばらく戦えると思います!

ちょっと高いですが、初期投資としては悪くないと思います!

もう少し安いのだとBEHRINGER ( ベリンガー ) のUM2あたりでしょうか?

こちらの方がやや音質は劣りますし、音を録音したいとなると買い替えなくてはいけない可能性が高いので、先ほどのKOMPLETE AUDIO 2の方がオススメです。

予算に合わせて選んでみてください!

また、iPhone/iPadで作曲する場合は、iPhone/iPad用のオーディオインターフェースを買う必要があります。

このSaramonic ( サラモニック ) / SmartRigあたりが良いんじゃないでしょうか?

ちょっと僕は使ったことないので分からないのですが、iPhoneと接続するだけで、すぐに使えるものだそうです!

ヘッドフォンとも接続できるみたいなので、かなりいいんじゃないかなと思います!

3.ヘッドフォンorスピーカー

多くの人が部屋で音を出すことはできないと思いますので、スピーカーよりもヘッドフォンを買った方が良いと思います!

お手持ちのイヤフォンなどでも大丈夫なのですが、せっかくだったらいい音で聴きたいですよね?

また、ヘッドフォンには開放型(オープン型)密閉型(クローズド型)、その中間の半開放型(セミオープン型)があるので、用途によってベストなものを選びましょう。
詳しくは下の記事をご覧ください。

ざっくり説明すると、

【開放型】
・メリット
音に広がりがあり、音質が良いものが多い。装着感も軽いものが多い。
・デメリット
音漏れしやすく、周囲の音も聴こえやすい。

【密閉型】
・メリット
遮音性が高く、周囲の音をカットしてくれる。低音の響きが良いものが多い。
・デメリット
音がこもりやすく、長時間装着に向かないものが多い。

という感じです。

個人的には開放型か、半開放型のものの方が良いと思います。

スタジオでよく見かけるのはSONYMDR-CD900STというヘッドフォンです。

密閉型ですが、再生可能な周波数音域がかなり広く(5 - 30,000 Hz)、比較的安価なので、スタジオやコンサートホールで広まった経緯があるようです。
ただし、長時間着けてると耳が痛くなるので注意です!

海外のレコーディングスタジオでよく見かけるのはAKGK240 Studioです。

何かの動画でジョン・ウィリアムズがこれを付けてレコーディングしていたのを見たような覚えがあります。(勘違いだったらスミマセン……💦)
こちらも安価で、均整のとれたヘッドフォンです。

ちなみに観賞用のヘッドフォンの代表例としてbeatsを挙げておきます。beatsのヘッドフォンは、観賞用には良いですが、作曲に使うには向いていないかな、と思います。
聴いていただければ分かると思うのですが、低音がかなり効いています。
なのでbeatsのヘッドフォンでミックスすると、他の環境で聴いたとき、低音が弱くなってしまう可能性があります。
音質は素晴らしいんですが……。

***

ヘッドフォンは最終的には好みなので、ぜひいろんなヘッドフォンを聴き比べてみてください
どのお店でも、だいたい手持ちのプレイヤーに接続して試聴することが可能です。

東京にお住まいなら、秋葉原にあるe-イヤフォンが品ぞろえも多くオススメです。

4.DAW

DAWとは、パソコンで音楽を作るために必要なソフトのことです。

このDAWというソフト入れることによって、音符を入力したり、楽器を鳴らしたりすることができます。

DAWにもいくつか種類があるのですが、有名なところだとLogic、Cubase、Studio One、FL Studioあたりですね。

Pro Toolsは作曲向けというよりもレコーディング向けのソフトなので除外させていただきます。

作る音楽のジャンルにもよりますが、ダンスミュージック系の人はFL Studioを使っている人が多いです。

そのほかのジャンルだと、CubaseLogicでしょうか……。

僕のオススメは、僕も使っているCubaseです!

Cubaseは使っている人が多いので、分からないことがあっても情報が探しやすいです。

また、LogicはMacでしか使えませんが、CubaseはWindowsでもMacでも使うことができます。

はじめて買うなら、一番安いバージョンで良いと思います!

はじめから「HALion Sonic SE 3」といういろんな音色が収録されている音源が付いてくるので、これだけでも楽しめると思います!


一応Reaperという無料のDAWソフトもあります。

無料ではありますが、ハリウッド映画音楽でも使われている凄いソフトです!

ただ、ユーザーが少ないので、何か分からないことがあったときに情報がない場合があります。

ただ、とりあえずReaperでやってみるというのはアリかもしれません!


iPhone/iPadの方は、専用のDAWを購入する必要があります。

こちらもCubaseのiOS版であるCubasisというソフトがオススメです!


もし、追加でいろんな楽器を鳴らしたい場合は、VSTというバーチャル音源を追加する必要があります。

めちゃくちゃ高いものもあれば、無料のものもありますので、いろいろと探してみてください!

5.MIDIキーボード(なくても可)

MIDIキーボードは、パソコンに音楽情報を入力するための鍵盤型デバイスです。

25鍵32鍵49鍵61鍵76鍵88鍵などがあり、鍵盤数に応じて音域が広くなります。
88鍵がグランドピアノと同じ鍵盤数です。
なので88鍵に満たないMIDIキーボードはオクターブスイッチというボタンを押して、音域を上げ下げしながら打ち込みをしていきます。

オススメは断トツで88鍵が、かなり高いので、はじめのうちは予算内でなるべく鍵盤数が多いものを買うと良いと思います!

例えばNative Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE KONTROL A25という商品。

僕はこれの88鍵バージョンを使っているのですが、かなり使いやすいです!

こちらも、パソコンに接続するだけで使うことができるのでオススメです。

MIDIキーボードも好みによるところが大きいので、楽器店に行っていろいろ試奏してみましょう。
ほとんどのMIDIキーボードが必要十分な機能を備えているはずなので、究極なんでも大丈夫だと思います!

おわりに

いかがだったでしょうか?

今日は「コスパよくDTMを始めよう!」というテーマでお話させていただきました!

ひとまずこれだけあれば音楽制作を始めることができます!

やり始めてみて、もっと上が目指したくなったら、その都度アップグレードしていくと良いと思います!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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