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食品ロス(フードロス)の現状について

去る10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」だったことをご存知でしょうか。

当日に行われた食品ロスに関するイベントを探してみたところ、
心斎橋PARCOでは、SDGs CINEMAサークル特別イベント「『食の現在と未来』について考える1日」が開催されていたようで、食品ロスに関する映画が無料上映されたほか、トークイベントや野菜の特売会なども行われたようです。
また、シダックスでは、2020年度より受託先の幼稚園や保育園等で食品ロスをテーマに、塗り絵や紙芝居などのツールを使用し食育企画を実施しているとのこと。
そのほかは、各地方自治体でイベントが開催されていましたが、この日にちなんで大々的なイベントを行った企業は少なかったようです。
食品ロスを考えるイベントやキャンペーンは、様々な企業や地方自治体が随時行っているようですが、消費者にはあまり馴染がない印象です。

■日本の食品ロスの現状

「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品をいいます。本来食べられるのに捨てられる食品「食品ロス」の量は年間522万t(令和2年度推計値)
日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約41kg
これは日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量です。

食品ロスは大きく分けると下記2つに分けることが出来ます。
事業活動を伴って発生する食品ロス・・「事業系食品ロス」
各家庭から発生する食品ロス・・・・・「家庭系食品ロス」

ということで、今回はまず国内における食品ロスの現状について、書いてみました。これだけの量の食材を無駄にしているということです。
ついつい分かっていて捨ててしまうような食品ロスですが、家庭での廃棄、飲食店での廃棄、生産者サイドでの廃棄とさまざまな流通プロセスで食品ロスが発生しています。
各流通のプロセス上で注意を払うとともに、サプライチェーン全体でも食品ロスの検討や啓蒙をしていく必要があると考えています。


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