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研修をオンライン化するポイント

オンラインでミニセミナー(数時間)からロボット開発研修(数か月)まで実施してきた天平が、研修をオンライン化するポイントを解説します。

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①オンライン化で1番大事なことはゴールの明確化

■研修企画側が、研修目標(ゴール)を明確化する。

■受講生に研修のゴール、各課題のゴールを明確に伝える。
オフラインにくらべ、グループワークをする際に不明点を講師に質問し難いです。なので、課題を提示する場合は、丁寧すぎるぐらい具体的で簡潔な指示が必要になります。

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②時間は長く・短く

■オフラインの研修と比べると、同じ成果を得るのに1.3倍の時間を想定しておくと良いです。

1日7時間の研修は3時間×3回の研修に分割するのがオススメです。PCの前で7時間ぶっ通しは集中力を維持できません。

講師が話し続ける時間はMAX10分。オフラインと比べて顔が見えにくいので、集中して聞いているか判断がし難いです。話は短く、ワークを長く、を基本にしましょう。
(例)5分講義→クイズ5分→5分講義→ワーク15分→発表10分=40分

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③グループワークの工夫

■ZOOMを使おう
オフラインの研修と同様に、数名のグループを作り、グループワークに取組んで頂けるのが、ZOOMにあるブレイクアウトルームです。
※初期設定ではこの機能はOFFになっています。下記リンクを参考にして、機能をONにしましょう。
【ZOOMヘルプセンター ブレイクアウトルーム入門】

■グループは3~4人、ワーク時間は10~15分。
オフラインの研修より、少ない人数、短い時間を基本にすると良いです。各グループを巡回して適宜介入することも可能ですが、オフラインに比べると介入の質が落ちます。なので、できる限り介入しなくて済むようなワークを設計しましょう。

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④議論の可視化は欠かせない!

オフラインの研修でも議論が空中戦(口頭での投げ合い)になると収拾がつかなくなります。オンラインでも空中戦を避けましょう。

■オススメの可視化ツール。
・ZOOMについているホワイトボード機能(書いたものを保存もできる)
 ※通信速度が遅いと操作し難い。
・パワーポイントを使用(フォントサイズは24pt以上に)
↑どちらも画面共有

■初心者には操作の練習を!
・ミュートボタン
・ビデオボタン
・画面共有(ブレイクアウトルームに移動し、順番に可視化を試す)
↑これを最初にやっておくと、スムーズにワークが進みます。

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⑤研修前に準備をすること

最後に事務的なことを...
■機材と通信環境を整えよう
パソコン、もしくはタブレットの使用を推奨します。タブレットの場合はキーボードを用意し、議論の可視化を円滑にしましょう。
イヤホンとマイクの使用も推奨します。
・通信環境は...スマホのデザリングは避けたいですね…。遅い人には自身のビデオをオフにしてもらうことで乗り切りましょう。

■携帯電話を確認、共有しておこう
・研修に来ない人への連絡(企画者が知っていると良い)
・受講生間の連絡(電話番号やLINEを共有しておくのがオススメ)
たとえば「午後はグループ毎に課題に取組んでください。一旦、ZOOMのルームは閉じます」といった運用をする場合、グループのメンバー同士が連絡を取れるよう、連絡先を共有しておくといいです。

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以上、いかがでしたでしょうか? もし参考になれば嬉しい限りです。

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