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ロジカルシンキングが身につく組織、身につかない組織

これまで10年以上、企業にロジカルシンキング研修を提供してきた天平(てんぺい)です。その中で見えてきた、研修後にロジカルシンキングが身につく組織、身につかない組織の特徴を挙げていきたいと思います。

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ロジカルシンキングが身につかない組織の特徴

①納得できない意思決定
意思決定は神(上層部)の一声。理由を聞いても上司はロジカルに答えてくれない。見本がないので習得困難。むしろ非ロジカルな見本に慣れて、あなたも非ロジカルな思考習慣に。

②ロジカルだけど攻撃的
上司はロジカルモンスター。徹底的にロジックの弱点を突いてくる。仕事だから当たり前だと褒めてくれることはない。多くはメンタルを崩して離職する。コンサル会社にありがち。

③マイクロマネジメント
とにかく細かく管理される。裁量は殆どない。だから考える必要もない。上司の言われた通りに動くロボットになる。職場の信頼関係は崩壊していて、重たい空気が流れている。

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ロジカルシンキングが身につく組織の特徴

①納得できる意思決定
誰がどのような理由で決めたのか、聞けばすぐに教えてもらえる。また、その理由は納得感が高い。意見が対立した場合でも、最後まで合意形成を諦めない。見本が多く、この組織にいるだけでロジカルな思考習慣に染まる。

②ロジカルで愛がある
上司は愛のあるロジカルモンスター。できたことは褒めてくれる。ロジックの弱点は「教えてくれる・一緒に考えてくれる・考えることを促してくれる」といった多様な選択肢から選んでフォロー。すくすく伸びる。

③信頼と委任
部下を信頼し、早い段階から任せる。部下の観察は怠らず、大けがをしない限りはやらせてみる。事後には必ず振返りをして次の仕事に活かす。職場にはイキイキとした空気が流れている。

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研修はきっかけでしかない

ここまでお読みいただいた方にはお分かりでしょうが、研修は1つのきっかけにすぎません。身につくかどうかは組織の環境次第だということです。

ある企業の組織開発担当がこう言っていました。組織開発には2つの意味でロジカルシンキングが欠かせないと。1つ目は「組織の状況を分析するため」に組織開発担当がロジカルである必要があるから。2つ目は「従業員満足度を高めるため」に1人1人がロジカルであり、ロジカルな判断を積み重ねる必要があるから。

ぜひロジカルシンキングを活かして「みんなが笑顔になる組織」を作っていきましょう!

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