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念願のスパイク購入!!

ほぼ高校生以来のスパイク

 ここ数年欲しいものがあった。それは「スパイク」である。僕は高校時代から故障が多く、少し大げさだが1年のうち半分くらいしか練習できていないんじゃないかというくらいだった。高校から大学に7年間悩まされ続けたのがシンスプリント。大学ではハーフマラソンや10000m、そして何よりも駅伝に主眼を置いていたため、そして、故障のリスクを極力排除していくために、ほぼ全くといってよいほどスパイクを履かなくなった。
 スパイクを履くといえば5000mで記録を狙いに行くレースの2週間くらい前のポイント練習からといった程度だった。
 そんなこともあってかスパイクというものは基本的には不要だったのだけれども、「トラックレースに出場できるのもせいぜい40歳くらいまでかなー」なんて思っていると、スパイクも少し試してみたくなってきた。最近はナイキの厚底シューズによってシューズの性能によって記録の差が生まれるような状況も感じていたので。また、シューズ規制によって履けないシューズがでてきたことも、スパイク購入を決断するに至ったひとつの要因だった。いざスパイクを買おうと思っても、なかなかここら辺ではいろいろな種類のスパイクは打っていないのが現状。ネットのレビューなどを比較し、自分のイメージと合わせながら、以下のような理由でナイキの「ズームマトゥンボ」を購入することにした。試合の前に一度は練習で試し履きしたかったのであるが、到着が遅くぶっつけ本番で使う羽目になってしまったのだが。

・ドラゴンフライ、ズームビクトリーは高価すぎるのと、まず手に入らなさそう
・マンバ、ビクトリー、マトゥンボの中では、比較的マトゥンボが長距離タイプのスパイクであること
・ソールの厚さもある程度あり、スパイクピンの本数も4本と、それ以外のスパイクと比較して、マラソンシューズに近いこと

3シーズンぶりの1500m出場

 ここ数年は1500mへの出場がなかったのだが、5000mのスピード練習も兼ねて1500mに出場することにした。ここら辺の考え方は僕の大学時代(もう15年以上も前の話)には、僕の頭にはなかったのだけれど、やはり4~5月のシーズン序盤は積極的に取り組んでいくべきだと思っている。いくら練習を頑張ったとしても、限界まで追い込んだとしても、なかなか試合と同じパフォーマンスを発揮することは難しい。これは、僕レベルの選手に限ったことではなく、箱根駅伝に出場するような選手、実業団の選手も同じことだと思う。もう20年前の話になるが、僕の高校が北海道大会の1600m決勝でトップでアンカーにバトンが渡ったのだが、後に400mリレーで北京オリンピックで銀メダルを獲得した高平慎士選手に20~30m差を抜かれて優勝を逃した。その時に「やっぱり100mの絶対的なスピードがある選手には勝てない」と言っていた。少し意味合いは違うかもしれないが、5000mや10000m、もっというなら駅伝やフルマラソンを走るにしても1500mの走力があるというのは大きな武器になると思う。なぜかというと、1500mの走力が向上するとか、1500mのレースを経験してそのスピードに体が慣れているというのは、5000mや10000mのペースで余裕をもって走ることにつながるからである。マラソンの元日本記録保持者の大迫傑選手は、もしかしたらあまり知られていないかもしれないが、3000mの日本記録保持者(7分40秒09)であるし、1500mも3分40秒49で走るスピードを持っている。
 僕の話になるが、北海道のメジャーマラソンである洞爺湖マラソンで2018年に総合7位(2時間38分10秒)、2019年に総合9位(2時間37分33秒)と2年連続で入賞することができたのだが、やはり市民ランナーの中では1500mを走れるスピードがあることでかなり優位性ががあると感じている。僕の場合、後半の落ち込みが課題ではあるが、30kmまでは3分40秒ペースで進んでいても正直、心肺的にも脚力的にも全くダメージがない。そこらへんは1500mのスピードがものを言っている部分だと思っている。ぜひとも、市民ランナーの皆さんも1500mに積極的に取り組んでいってもらいたい。フルマラソンにおける30kmまでの余裕度が、目に見えるように変わってくるはずだ。

 2018年には1500mを4分14秒28で走っており、目標としてはそこらへんのタイムを狙っていきたいと思っていたのだが、ぶっつけ本番のスパイクということやレースの序盤に自重してしまい、うまく流れをつかめなかったこともあり、3年ぶりの1500mレースは4分23秒40と、なんだかよく分からない結果に終わってしまった。

初戦の5000mから1500mまでの練習の流れ

 少し練習の状況を紹介してみたいと思うが、振り返って書いてみると、よくこんな練習で1500mに出場したもんだと思うような内容になっている。理想のメニューはあるのだが、なかなか練習の時間がとれなかったりして、理想とはかけ離れている。まあ、年齢的にも理想のイメージに体がついてこないということもあるのだが、、、
4/17(土)5000m出場 16分13秒04
4/18(日)rest 夜:補強
4/19(月)夜:40分jog、なわとび500回
4/20(火)朝:40分jog、なわとび500回 夜:補強
4/21(水)rest 夜:補強
4/22(木)夜:10.6kmjog Ave4'32"/km
4/23(金)rest
4/24(土)PM ※オールウェザートラックで練習
 ①W-UP 4000mP.R 3'36"-3'36"-3'38"-3'37" 流し150m×3本
 ②400m×10本(r=200jog 60-70秒)※ペガサスターボ2
  71"2-71"0-71"6-72"0-71"3-70"5-71"4-70"6-71"3-69"2
 ③C-down
4/25(日)rest 夜:補強
4/26(月)朝:100分jog 22.2km
4/27(火)朝:60分jog
4/28(水)朝:50分jog
4/29(木)朝:50分jog 夜:補強
4/30(金)rest 夜:補強
5/1(土)1500m出場 4分23秒40

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