Long-distance dedication


“ dedication ” という単語をものすごく久しぶりに『音で』聞いて鳥肌が立っています。
A-Studioで加藤清史郎くんがゲストに出ていて、イギリス留学時代の演劇の恩師と画面越しに再会。
リモート会話のなかで先生から清史郎くんに伝えられた言葉のなかにその単語 “ dedication ” がありました。

高校生のとき毎週のように聴いていたのが “ American Top 40 ” というプログラムでした。
“ Long-distance dedication ” というコーナーがあって、リスナーから寄せられた『遠く離れたあの人へこの曲を贈りたい』というリクエストをエピソードとともに紹介するもの。
ヒットチャートのランキングが知りたいのもあるし、新譜情報も知りたいし、普通にミーハーだったので好きなアーティストの曲がかかれば嬉しい。当時、そんな理由でラジカセにかじりついて聴いていた番組です。
だけどなぜか不思議とこのコーナーが好きで。
読み上げられるナチュラルスピードの英語メッセージの半分も聞き取れないけど、『なんか伝わる』ものがあったんだろうと思います。

わからない単語があればひたすら辞書をひいた3年間、英和辞典ももちろん持っていたけど実は好きだったのが英英辞典。学校で購入した英英辞典は英和辞典に比べて頼りない薄さのペーパーバックみたいな感じだったんだけど、当時の私たちみたいなピヨピヨの英語学習者には十分だったのかも。

dedicationという単語はこのコーナーがきっかけで知ったもの。
教科書にも載ってなかったと思うし『出る単』で見た記憶もないけど、こんなふうにして自分から調べたものって忘れないんだなと思います。 “ sacred ” っていう単語もある曲がきっかけで覚えました。

教科書には載らないけど知りたい気持ちで調べた単語たちは、海外版のオラクルカードやタロットのガイドブックを読むたびに目に飛び込んできます。

いまの私はナチュラルスピードの英語についていくことはできないけれど。
昔と違って速度調整もできるYouTubeのプログラムとかも充実しているので、耳から始めようと思います。
そして、また歌うことも。

今日わたしの耳に “ dedication ” を届けてくれたのは
あの頃のまっすぐな私からの、
時空を超えた
long-distance dedication

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