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難病は突然あなたにやってくる 病気の簡単予知は出来るか


簡単と言っても素人が診断できるかと言ったら難しい問題です。

しかし一定の訓練を重ねた治療家が、特別な機械を使わなくてもその場で判断できる方法を紹介いたします。

1、どのような病気でも突然やってきます。

20歳ぐらいまでだったらほとんどの方は病気とは無縁でしょう。

運動万能で成績優秀だった同級生が、30歳を越えて40、50才間もなく定年を迎えるころには、一つや二つの病気を抱えることになります。

学生時代には俳優で歌手の加山雄三さんは、有名大学をでて万能の運動能力をもち若者のあこがれの的でした。

大学二年生の頃授業の合間に映画を見に行っていた同級生が、加山さんの青春映画を見て興奮していたのを覚えています。

「すげえんだぜ、映画が終わるとみな興奮して拍手が起きるんだ」

その頃彼は親の借金を抱えていましたが、なぜか昔の主演映画がブームになっていました。

以後復活し歌に映画、ビジネスでも活躍されていたのはご存知の方は多いと思います。

80才を越えて脳梗塞を発症しすぐツアー再会し驚きましたが、小脳出血でまた休養されているようです。

あの健康そのものだった加山雄三さんでも、脳の疾患は予見できなかったのです。

2、私が脳梗塞を発症した時もそうでした。

10年以上前に脳溢血発症の場合は、何年も高血圧で悩んでいたのである程度予見は出来ていました。

しかし脳梗塞はある日突然やってきました。

その日今日の患者さんの準備をしている時に、突然右手が上がらなくなりました。

このような時どのようなことを考えるでしょうか?

自分で良いように考えるのですね。最悪の場合は避けるのです、考えたくないと防御反応みたいなものでしょうか。

「これは疲れかな?」

昨日は日曜日だったので何か疲れるようなことしたのだろうか。

手が肩から上に上がりません。少し時間を置くとまた少し戻ります。

2時間ぐらい様子を見ようとしましたが、やはりこれは脳梗塞かもしれないと考えタクシーを呼び、10年前脳溢血で入院した病院に向かうことにしました。

ニュースで知る限り加山雄三さんも、脳梗塞を発症した時は同じようにいろいろなチェックをして、家族の車で病院に向かい事なきを得たそうです。

3、脳梗塞は予兆が全くありません

大体の病気には大なり予兆があるものです。

長時間きつい仕事が続いた 強いストレスで精神的に疲れた、長い間不摂生をしたなどがあって、健康診断で血液検査の数値が悪いと指摘されていた。

なんとなく後から思えばあの時何とかすればなあ!それが予兆になっていたのです。

4、血栓の検査

退院した後に担当医の勧めで、大学病院に血栓が残っているか検査を1か月余り受けました。

入院時は右手が上がらなくなっていましたが、1晩点滴を打ってあとは治りましたが、主治医の回診時はロレツが回りませんでした。

脳動脈と椎骨動脈を通して、血栓が脳に飛んだのでした。

言葉の方も3日目には元に戻りましたが、結局救急患者の倍の日数の6週間入院してしまいました。

おそらく10年前の脳溢血の後遺症で半身の体温が低かったので、血栓が出来たのではないでしょうか。

MRIの検査から始まり、血液検査、造影剤注射をしてからCT撮影を行い血管内の撮影、などなど全身の検査でした。

CTの撮影の時は同意書を書きました。

造影剤でショック死の可能性がゼロではないことが書かれていました。少しビビりました。

造影剤ちょっとした経験しました。注射を打たれた瞬間「タヌキの八畳じきが一瞬カッと熱くなるんですね」二度と体験はしたくないですが!

血栓があるかないか日常では検査できないのです。

5、鍼灸師は使える検査方法

誰にでも使えるが使いこなせるまでは経験が必要になる、簡単検査法が鍼灸師は身に着けているのです。

上げてみると、六部定位脈診 人迎氣口診 バイ・ディジタル・オーリングテスト 入江式フィンガーテスト 気診 は知っている診断技術です。

これらは道具もいらないが検査法として優れているものです。

シンプルなものは覚えやすく学びやすい、簡単にある程度なものが診断できる優れものです。

その分初心者と経験者の間には大きな差が生じます。

さらに開発者が見落としていた重要なことがあり、それを修正しないのでおそらく使い物になっていない技術もある、それが東洋医学の一面でもあるのです。

免疫が正常か否かは時々自分でも検査します。

癌などが出来ていたら笑いごとにならないのですから。

関節リウマチの検査に使い、治療後の評価にも使っているのがオーリングテストと呼ばれるものです。

使い方 使うツボ 使う検査試料など、治療家の工夫で様々なものが計測できるのです。

ほとんどの病気、特に難病と言われる疾患や血管に起こる疾患、脳疾患を予知できる方法が出来たらと思います。

次は各病名の予知が出来るか否か検討してみましょう。

まとめ

1、難病と言われるものほど突然襲ってくる

2、東洋医学には優れた診断技術がある

3、簡単な技術程経験が必要である


サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。