"がん"を予防したいなら筋トレ!!
がんは重大な健康問題の一つです。日本では、二人に一人ががんにかかるとも言われています。
一度がんになってしまうと、保険も入ることが困難になります。
がんになってしまうと、病院に通い多くの治療を受けるようになります。
そして何より、がんになってしまうと、家族や友人とすごす大切な時間を奪われてしまいます。
なるべく、がんにならないような生活をしないといけません。
もちろん、がん予防には多くの方法が存在します。
その中でも、最近では運動ががん予防に効果的であるという科学的証拠は増えてきました。
特に、筋トレは乳がんや大腸がんのリスクを大幅に低下させることが研究によって明らかにされてきたんですね。
今回は、筋トレがガンのリスクを低下させるという科学的根拠と実践的な方法について紹介します。
筋トレを行い、がんの恐怖を少しでも減らし、やりたいことをやり続ける体を作っていきましょう。
筋トレががん予防に効果的な証拠
筋トレががん予防になる理由①:NK細胞の活性化
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、がん細胞を初期段階で排除することができる白血球の一種です。筋トレはこれらの細胞の活性を高め、がん予防に寄与します。
筋トレががん予防になる理由②:イリシンの役割
運動時に筋肉から分泌されるマイオカインの一つにイリシンがあります。
マイオカインとは、筋肉から放出されるホルモンに似た物質です。
現在までに200種類以上が見つかっており、脳などへ“良い“影響があることがわかっています。
そのマイオカインの一つであるイリシンは、がん細胞の成長を抑制する効果があるようです。
このホルモンは、体内のがん抑制環境を強化することにより、特に大腸がんや肺がんの予防に効果があります。
大腸がんと筋トレ
「British Journal of Cancer」に掲載されていたメタアナリシスによると、定期的な身体活動は大腸がんのリスクを明確に減少させることが示されています(Wolin KY et al., 2009)。
これは、筋肉活動によって発生する生理的変化が大腸の健康を保つために重要であることを示しています。
乳がんと筋トレ
高強度のインターバルトレーニングがNK細胞の機能を高め、乳がんを予防する可能性があるようです(Coletta AM et al., 2021)。
この効果は、運動によって増加するマイオカインが免疫系と直接作用することにより発揮されます。
がん予防のための筋トレの頻度と方法
理想的なトレーニング頻度週に3〜4回、それぞれ30分以上の中強度から高強度の筋トレを行うことが推奨されます。
この頻度でのトレーニングは、NK細胞の活性化やミオカインの分泌を促進し、がん予防に効果的です。
効果的なトレーニング方法抵抗トレーニング(ウェイトリフティング)や高強度インターバルトレーニング(HIIT)が特に効果的です。
これらのトレーニング方法は、ミオカインの分泌を最大化し、全体的な免疫機能の向上に役立ちます。
まとめ
筋トレは、NK細胞の活性化とミオカインの分泌によって、特に乳がん、大腸がん、肺がんの予防に効果的です。
今日からでも筋トレを始めてがん予防に努めましょう。
筋トレ、今からやる?
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