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テニス上達メモ455.テニスとミスと自己肯定感と

ミスをしてもヘラヘラ笑っているような人は、向上心のかけらもなくて、自己肯定感が低いでしょうか?

自分のミスをしっかり悔いるような人は、もうミスしないようにと努める向上心が旺盛で、自己肯定感が高いでしょうか?

これも、現実に対するイメージのズレ問題です。

自己肯定感につきましては、テニスを楽しむうえでぜひ理解しておきたい概念(そうしないと、テニスが苦行になる…)。

昨今、ちょっとした自己肯定感ブームが来ているみたいなのですが、間違った方向へさまよってしまわないように、改めてさらっておきます。

ミスしても、ミスと自分とは別。
「価値ある自分に変わりない」、というのが自己肯定感です。

ですから犯したミスを悔しがる気持ちは、自己肯定感の低さからきます。
ミスばかりする自分には価値がないと、思えてしまうのです。

また、何かができるようになって、「自信」がつけば自己肯定感が高まると考えられがちですが、決してそうではありません。

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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero