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「テニス上達の鍵は道具にあり~壱ノ巻ボール編~」

どうも。スーパーショットのえぐちです。

以前「テニス上達の鍵は道具にあり」というテーマでお話しました。しかし、道具で触れていないものがあることに気づきました。そう、ボールです。

今回は、上達するボールの選び方について話していきます。

■硬めのボールを使おう

練習(特に中高の部活)では硬めのボールを使いましょう。

例えば、インターハイ選抜の試合球はウイルソンのUSOPENモデル。フェルトが硬くてよく飛ぶボールです。普段から毛が多く重いボールを使っていると、ボールが軽く感じてコントロールが難しく感じるでしょう。(自分がそうでした)

練習から硬くて軽いボールを使うことは試合への「準備」になります。中高の部活で練習球だからといってSt.Jamesを使う部活があります。このボールは毛が多くて重いので、試合球とのギャップが大きすぎて調子を崩しやすいです。これは次回の話にも繋がりますが、試合球が硬くて軽いボールなら、ツアプロ(ブリジストンがテニス事業から撤退した影響でもう入手出来ません)やウイルソンツアー(高体連推奨練習球)などを使うべきです。

練習から硬いボールを使うのは大事なんですね。

高校生だけでなく、他のプレーヤーにも硬いボールを使うメリットがあります。

硬いボールで練習していれば、試合で毛が多い試合球を利用する場合、心地よく感じます。これは精神を安定させます。普段よりも食いつきが良くコントロールもしやすいので、打ってて楽しくなることも。(過去の経験から笑)練習で硬いボールを使えば試合でリラックスでき、「本番に強い」自分を生み出しやすいわけです。


■注意すべき点

硬いボールを使う時、絶対注意してほしいことがあります。ボールを「置きにいく」スイングはダメってことです。

ボールが硬いと、表面を擦るようなスイングになりがち。こうなると回転が掛かり過ぎて、失速するショットになります。球威がないので、相手にとっては打ちごろの球になるわけです。

格上と対等に打ち合うには、ボールを潰してコントロールする技術が不可欠。硬いボールでも、潰してコントロールする術を身につけましょう。

■”基本的に”使ってはいけないボール

・ノンプレッシャーボール

ボールの中身がゴムで詰まったものです。空気を中に注入していないので、他のボールと比べて長持ちする特徴があります。普通のボールはプレッシャーボールといい、空気が注入されています。

テニスを真剣にやりたいなら、このノンプレッシャーボールを基本的に使わないようにしましょう。

ノンプレッシャーボールは、ゴムを詰め込むことでバウンド力を発揮しています。試合で使うボールとは全く違うフィーリングと弾み方をするので、実戦向きではありません。

特にこのボールは、「潰して打つ」感覚を養えません。テニスはこの「潰す感覚」を調整してスピン量に変化を付けるわけですから、「テニスが上手くなりたい」「試合で勝ちたい」のであれば空気が中に入ったプレッシャーボールを使うべきです。

ただ、このボールを使うメリットもあります。

・ボールとラケットに慣れる
・フォーム確認で壁打ち用として使う

この2点を目的とするなら、ノンプレッシャーボールを使う価値はあるでしょう。耐久性は段違いですし、一人でフォームを確認する場合、打感の重要度はそれなりに低いです。

なんでもかんでも「ダメ」というわけじゃありません。目的が変われば、選ぶ道具も変わるわけです。

■まとめ

・上達したいなら、硬めのプレッシャーボールを使う。
・硬いボールを使う時ほど、ボールを「潰して打て」


■次回「テニス上達の鍵は道具にあり~弐ノ巻ボールの種類編~」

さて次回は、ボールの種類について詳しく見ていきます。昨年末にブリジストンがテニス事業から撤退し

「どのボールを使えばいいか分からない」

そんな悩みを抱えた方が多いはず。そこで次回はボールの「インプレ」を行い、お勧めの練習球や試合球の特徴を教えていきます!

知れば後悔しないボール選びができる。そんな秘密も次回教えますよ。お楽しみに~

*あくまでも個人的見解です

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