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新卒2年目のYouTuber、すごいベンチャーに転職する。

はじめまして。Web3スタートアップのGaudiyで、代表石川のアシスタントを務めている登内です。

新卒で入社した企業を14ヶ月で退職して、今年の6月にお試し入社、9月に正式入社をしました。俗にいう "すぐ辞める新入社員" というやつです。

今回のnoteでは、なぜこの決断に至ったのかや、代表のアシスタントとしてどんな仕事をしているかなどについて書いていきたいと思います。

「貨幣論」に感銘を受けた、学生時代

Gaudiyに興味を持つことになったきっかけは、小学生時代に遡ります。

岩井克人先生の『貨幣論』という本を読んで、小学生だった私は「紙切れと商品が交換できるのはやばいな」とか思っていました。また当時、ちょうどビットコインが話題になっていて、SF的なワクワク感を感じていました。

そして大学時代は、ゼミで「貨幣論」を専攻。"お金" という抽象的な概念を、経済学だけでなく、哲学や歴史や文化人類学といった切り口で妄想していました。

「貨幣の歴史」は「抽象化の歴史」だと思っていますが、ビットコインをはじめとするCryptoは、貨幣の進化の最終形態なのではないか。貨幣の歴史的な変革の時代に生きているということに、非常に魅力を感じていました。

さらにCryptoは、輪転機もいらない、発行コストが極端に低い貨幣です。歴史の中でどのように貨幣が設計されていったのかを考えることで、将来的には自分で貨幣を作れる(Cryptoの設計ができる)というスケールの大きさに、どんどん惹かれていきました。

(ちなみにGaudiyはまさに現在、エコノミクスの設計を行っています。興味のある方は藤原さんのMeetyでぜひ話を聞いてみてください。)

新卒で金融機関に入行。「石の上にも3年」…ならず

そんな私は、新卒では軸も特に定まっていなかったので、とにかく「自分を成長させるような会社に入って、力をつけよう」と考えていました。

その中でブロックチェーン決済の事業も行っていた某銀行に内定をいただくことができ、「興味関心のある領域に近いところで、法人営業での成長環境も得られるなんて最高」と思って入社を決めました。

しかし、いざ入社してみると非常にしんどい毎日でした。笑

学生時代までは同年代とのコミュニティだったのが、社会に出た途端に、歴戦の猛者たちと同じコミュニティに入る。よーいドン!のスタートだった今までと比べて「できない自分」に悶々と悩んでいました。

営業はとても好きだったのですが、事務作業というのが全くうまくいかない。特に、規定に沿って書類を作り上げるというのが苦手でストレスで大変でした。しかも配属された支店の方々には可愛がっていただいたので、余計に周囲の環境のせいにできない。そんな中で自分自身にヘイトを溜め込んでしまっていました。

一方で、ここを乗り切れば、自分の目標である「ブロックチェーン決済の事業」に配属されるのではないかという期待もありました。

「石の上にも三年」という格言を信じて、がんばって適応しようとしていた矢先、残念なことに、そのプロジェクトが凍結に。そのニュースを日経新聞で読んだ時は、本当に目の前が真っ暗になる感覚でした。

しんどい時期を乗り越えるため、自分の中で置いていた目標。
それが崩れて、次の道を真剣に考えた瞬間でした。

決断を後押ししたのはYouTube活動だった

また、転職という選択を後押しすることになったもうひとつの要因は、自身のYouTube活動でした。

就活が終わった後の暇な時間を利用して、趣味のテニスを解説するYouTubeチャンネルを開始したのですが、ありがたいことに初期からファンがついてくださり、登録者2万人程度数万回再生/動画くらいのチャンネルに成長しました。転職がうまくいかなくても、Youtube活動で食べていけるだろうという支えになりました。

また同時に、YouTubeチャンネルを運営していく中で、著作権の問題やYouTubeの収益構造など、コンテンツを作る上での制約の大きさを肌身で感じるようになりました。

テニスファンとしては、「お金をたくさん稼ぎたい」というよりも「より良いコンテンツを提供して知ってもらいたい」というモチベーションが高い。それなのに、プラットフォームの制約によってモチベーションが阻害されている。

そんな問題意識を持っていた時にたまたま出会ったのが、代表石川のnoteとGaudiyが出していたプレスリリースでした。

IPを中心として「なめらかな価値分配」の仕組みを設計し、ファンが自由にクリエイターになれる世界。

まさしく自分のYouTube活動や想いと重なり、「転職するならここしかない」とピンポイントでGaudiyのホームページから応募しました。

オープンポジションで選考を受け、たまたまタイミングよく募集されていた「代表石川のアシスタント」として入社するに至りました。

代表石川のアシスタントというお仕事

Gaudiyに入社してからは、代表石川のもとで「なんでも屋」をやっています。

日程調整や会食場所の設定といった「The 秘書」的なイメージの仕事はもちろん、リサーチ業務や、取締役会や登壇などの資料作成サポートまで、想像していたよりも幅広い経験ができています。(イメージとしてはこちらのブログが近いかもしれません。)

Gaudiyと前職では働き方が全然違いますが、大きな違いとしては以下の2つがあるかなと思っています。

1. 課題の抽象度が高い

前職時代と比較して、抽象度の高い課題に対して「自分で思考して成果物を作成する」という割合が増えたように感じます。そのキャッチアップは現在も絶賛苦労していますが、工夫の余地が大きく、やりがいも感じています。

2. 当事者意識が圧倒的に高まる

前職では業務が細分化されていたので、自分の頼まれた領域のみを仕上げるという意識で働いていました。いま考えると当事者意識が全くなく、それが苦しんだ要因でもあったと思います。。

Gaudiyに入社してからは、「ひとつの仕事の中で、自分にはどのようなアウトカムが求められているのか」を常に考えるようになりました。(求められている成果にはまだまだ達せてないですが)

今は組織としても急拡大しているフェーズで、学ぶことが多く、とてもワクワクしながら働いています。Gaudiyのビジョンを達成するため、以下のアポロ計画の「イケてる清掃員」をロールモデルに奮闘しています。

💡 代表石川のnoteにもある好きなエピソード💡
たとえば人類初の月面着陸「アポロ計画」は、宇宙飛行士、ロケット開発や研究者、応援するすべての人の力が結集したからこそ実現しました。そのアポロ計画で、大統領がNASAオフィスを訪問視察したときのエピソードが、僕はすごく好きです。

ある日、NASAのオフィスは、数日前から続いた嵐の後始末に追われていました。ジョンソン大統領は廊下を歩いていて、モップを手に忙しく働く清掃員を見かけ、ふと声をかけました。
「君は、私が出会ったなかで最高の清掃員だ」
すると、清掃員は言いました。
「いいえ、大統領閣下、私はただの清掃員ではありません。私はこのオフィスを掃除することで、人類を月に送ることに貢献しているのです」
 

引用:https://note.com/yuyasan/n/n13f92551a9ca

自分の仕事が、直接的にも間接的にも会社の目指すビジョンへ向かう原動力となる。そんな思いで日々働くことのできる今の環境は、本当に素敵だと思っています。

まだまだできていないことは多いですが、まずはどんどん成長していく組織に振り落とされないように頑張ります。そしてゆくゆくは、自分の手で「テニスのファン国家を創り上げたい」という野望を抱いています。笑

さいごに

Gaudiyってなにしてるか実はよくわからないけど、なんだか優秀ですごそうな人たちばかりだし、話を聞きにくい。。

そんなあなた!ぜひ普通の人代表の僕と話しましょう!笑
Meetyでお待ちしてます!

採用ページもあるので、よければご覧ください!

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