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ボレーの基礎

ボレーといえばテニスで言えばノーバウンドで打つボールを指します。

ボレーのメリットとしては

ネットから近く、ノーバウンドで打ちかえすためタイミングが早く相手の時間を奪える

事が一番かと思います。

ボレーは一度感覚がわかればストロークと比べると安定感があるショットだと思います。

しかし、感覚を掴むまでの期間が長く、悩まれる方が多いショットでもあり、主に中級者レベルの方達までの方が苦戦してる様に感じます。

また腕や手首に負担もかかりやすい為、練習をする時は注意が必要です。

今回はその期間の間に身につけておきたい事を紹介したいと思います。

①コンチネンタルグリップで握る

ボレーではコンチネンタルグリップという握り方でおこなうのが基礎の中でも一番大事だと思います。
よく言われる、包丁握りで持つ握り方の事ですね。

この握りでボレーを打つ事で手首への負担が軽減され安定感のあるボレーに繋がっていきます。

コンチネンタルグリップがイメージしにくい方は上記の2番に手のひらのAを合わせてみて下さい。

②手首の形を中間位にする

手首の形を説明する前に先ずは解剖学を少しだけ説明します。

人の仕組みを考えた時の動きの基本となる姿勢があります。主に基本的立位姿勢と解剖学的立位姿勢という2つの姿勢です。

今日はその内の解剖学的立位姿勢を元に説明していきます。

解剖学的立位姿勢の一番の特徴として、手の平が正面を向いているかと思います。

この時の手をイメージしてください。

解剖学では解剖学的立位姿勢から見て

手の平側に手首を曲げる事を掌屈

手の甲側に手首を曲げる事を背屈

※2つ合わせて行うとおいでの動きに近い動作になります。この動作に似た動きが出来れば正解だと思ってください。

親指側に手首を曲げる事を橈屈

小指側に手首を曲げる事を尺屈

※掌曲、背屈同様に2つの動きを合わせるとバイバイの動作に近くなっていきます。

以上の4つ動きに対してそれぞれ名前が付いています。

この4つの手首の動きがボレーをする際に出やすくなります。

ですが、基本的にはボレーではこの様な手首の動きは使わないと思ってください。

なぜかというと

手首の動きをコントロールしている筋肉がとても小さい為、怪我のリスクがある

ラケット面の向きが変わってしまいやすい

というデメリットがある為です。

ですので、なるべくはこの4つの動きが出る前の解剖学的立位姿勢での手首の形である中間位にする事を推奨します。
※中間位=解剖学的立位姿勢時の手の平が前にむいている状態の手首の形だと思って大丈夫です。

上記の画像はフェデラーのボレー時のものになりますが、これを見ると手首が先程いった4つの動きではない事がお分かりいただけるかと思います。

先程の画像はラケットヘッドが寝た状態でしたがハイボレー等のラケットを立てた状態も手首の形は同じになります。

※画素はハイボレー時ではありませんが、ラケットヘッドが上にある状態のイメージがわかりやすいと思い選びました。

中間位になっている事がよくわかりますね。

まとめ

ボレーは一度身につけてしまえば、安定感があり心強いショットになってくれます。

唯、はじめてすぐの場合習得難易度は高く長い期間がかかりますのでこの期間に基礎を身につける事が非常に大事だと思っています。

今回その間に絶対に崩したくない基礎を2つに絞って紹介させて頂きましたので、是非チャレンジしてみて下さい。