ライブは特効薬
14時に起きて、お風呂に入って、疲れてまた寝て、再び起きたら17時だった。お昼に仕事を進める予定だったがまったくできなかった。ぜんぶお風呂が悪い…調子悪いときの入浴はしんどすぎる…。
それでも一週間ぶりに身体を洗ったのは、今日が豊田道倫さんのライブの日だったからだ。
鬱状態からまだ抜け出せていないので行くべきかちょっと迷ったのだけど、やはりニーネと豊田さんのライブだけはできる限り見ておくべきだと思い、いつもより精神薬を多めに飲んでへろへろになりながら渋谷へ向かった。
ライブは、マジで、最高だった。最初に登場した池間由布子さんの演奏は異次元に吸い込まれるような感覚になれたし、次に登場した豊田道倫 & His Band!の演奏は、なんというかもう、脳みその先端から足の指先まで、全身が痙攣するんじゃないかというぐらいに痺れた。
暴れながらも安心感のあるドラム。身体に染み込んでくる轟音ベース。幻想的なイメージを喚起させてくれる鋭角ギター。どこかへ連れていかれそうになる破壊的で美しい前衛キーボード。そして豊田道倫。唯一無二のボーカル。その圧倒的な存在感は、まさしくロックンロールスターだった。
なんでもいいから今すぐ自分もなにかをやりたくなるような、パッションと衝撃に満ちあふれたライブだった。やっぱりぼくもバンドやりたいなあ…やっぱバンドだよなあ…。
帰宅後はふらふらだったんだけど、一日まったく仕事をしないとどうしても不安になってしまうので、今うとうとしながら働いてる。深夜5時。そろそろ新刊のイベント企画とかHP作成とか、売るための努力をやっていかないといけない。正直寝てる場合じゃない。やっていかなくては…バンドやライブはできないけれど、そのかわり今のぼくには出版があるんだ。ぼくはぼくの踊り方で踊ろう。わけのわからない方向に迷わず転がっていこう。うお～～～……。
ぜんぜんお金ないけど、レコードとCDと本と映画にはがんがん使っていきたい。
『結婚出産離婚引越し戦争入院創造』は、ライナーノーツを北沢夏音さんという方が書かれている。そこにあった一文がよかったので引用しておく。
あまりにも落ち込んで、どんな音楽にも救われないような最低な気分に沈んでいるとき、やっとの思いで彼のライヴを観に行くと、それが何よりの特効薬になった。
それから豊田道倫 & His Band!の新譜も貼っておきたい。
A子が好き B子が好き C子が好き D子が好き E子が好き F子が好き Giiが好き Hが好き
肉体は嫌い 言葉は嫌い 芸術は嫌い お金は嫌い 幸せは嫌い 自由は嫌い 世界は嫌い 人間は嫌い
よかったらみんなも聴いてみてね。
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