あしたは最高のはじまり
【あらすじ】
南仏の街で観光案内をしながら毎日気楽に違う女と一夜を共にするサミュエル。
そんな彼の元にクリスティンという女性が現れる。
彼女はグロリアという赤ん坊を抱いていて、父親はサミュエルだと言う。
去年サミュエルと寝て出来たのがグロリアだと。
そして彼にグロリアを預け、1人でロンドンへ帰ってしまう。
サミュエルは何かの間違いだとグロリアを抱き、クリスティンを追ってロンドンへ。
ロンドンで英語がわからず右往左往するサミュエルは、ゲイのベルミーと出会う。
ベルミーに助けてもらいクリスティンの勤め先のパブへと行くが、結局会えずじまい。
右も左も言葉もわからないサミュエルはもう一度ベルミーと会い
そこから男2人の不思議な子育てが始まる。
【感想】
変わらないものと移りゆくものをするっとまとめた1本。
サミュエルはだんだんと父親の顔になっていくけれど
お気楽さは捨てずに毎日グロリアと笑顔溢れる生活をしているシーンはこちらも楽しくなる。
クリスティンは作中ですごく身勝手な母親として描かれているけれど
実際の世の中にもこういった女性はいるのだと思う。
南仏のプレイボーイとしてモテるパリピ男のような冒頭から
いつの間にか観てるこちらがサミュエルに恋する感覚。
グロリアが純粋無垢な女の子に育ったのは
育てたのがサミュエルだからに違いない。
喜怒哀楽が全部詰まったとてもハートフルな作品。
ラスト20分は涙が止まらなかった。
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