明日、君がいない

【あらすじ】

オーストラリア南部の高校である生徒が自殺を図る。

その朝、悩みを抱えた6人の生徒たちはそれぞれ登校していた。

自殺を図ったのは一体誰で、原因は何なのか。

それを知った彼らは何を思うのか。


【感想】

これ程に人の感情を視覚化した作品は初めて観た気がした。

思春期に抱える孤独感・不安感・浮遊感・疎外感・劣等感・圧迫感。

決して明るくはない感情がぎゅっと詰め込まれていると思う。

必ず共感できる部分がある。

こういった思いを知らずして大人になった奴なんて多分1人もいない。

誰が死んだのかはそれほど重要ではなく、多種多様な負の感情があって、そのすべてが最悪の事態に結び付く可能性を帯びているんだと思わされる。

明るくはない映画だけれど、若い人達に観てもらいたいと思う。

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