コンテイジョン

【あらすじ】

香港出張からアメリカに帰国した際に風邪のような症状があったベス。

時差ボケの疲れからだろうと軽視していたけれど

実際はウイルス感染であり、その2日後に痙攣のような発作を起こし死亡。

夫のミッチが妻の死を医師から告げられ帰宅すると

同じ症状で継子のクラークまで死亡してしまう。

また、ベスと同じ症状で発作を起こし死亡する事例が他国でも多発する。

日に日に増え続ける感染者、そして死者。

また、メディアを利用して多くの人を欺く人間も出てくる。

ウイルスはやがて人々の体だけでなく

その周りの人間の生活までも侵していく。


【感想】

このご時世に無視する訳にはいかない「今観るべき1本」である。

病床の不足やメディアで謳われた「特効薬」のおかげで医療現場は崩壊。

今世界で起きていることやその延長線上にある危険がリアルに描かれていた。

色々な人の目線でストーリーが進んでいくけれど

みんな根本にある感情や欲望は同じであって

それはこのコロナ禍でも変わらないのだろうと思わされる。

ラストの数十秒で感染経路がわかるけれど、恐ろしい。

2011年の映画とは思えないくらい今の状況にリンクする。

面白い、泣ける、と言った内容ではないけれど

大きく頷くようなシーンや台詞が多い。

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