ラブレス
【あらすじ】
離婚することが決まっているボリスとジェーニャ。
ボリスは年下の若いマーシャと付き合っていて、彼女は臨月を迎えていた。
一方、ジェーニャにもボリス以外の男がいた。
年上で裕福な暮らしをしているアントン。
彼の娘は20歳で既に独り立ちしている。
恋人との次の生活のことで頭がいっぱいの2人には、息子アレクセイの親権という問題があった。
親権問題と言っても、親権を求めてではなく、拒否し合う方だ。
ヒステリックを起こす母親と、めんどくさそうにあしらう父親
2人の口論を偶然聞いてしまったアレクセイはショックを受け、家を出る。
元々家族を蔑ろにしていたボリスとジェーニャはアレクセイがいないことに気付くのにも時間がかかってしまった。
【感想】
読んで字の如く。正に愛なんてどこにもない作品と言える。
一番家族を持ってはいけないタイプの2人で家族を作ってしまった感。
起承転結はあまり無く
最初から最後まで真顔でしか見られない作品。
アレクセイ捜索に最初に動き出すのは警察ではなくボランティアの団体だったけれど
当事者である両親との温度差が酷い。
見ていて寒さを感じるのは決してロシア映画だからではないと思う。
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