THX-1138 (ディレクターズカット)

【あらすじ】

ジョージルーカスの処女作。

彼らには名前がない。

髪も、色のついた服も

自由も娯楽も、感情や健康状態まで規制された巨大地下都市。

精神安定剤を摂取しながら与えられた作業をこなして生活きたTHX1138。

ルームメイトのLUH3417と、この世界ではタブーとされた肉体関係をもってしまう。

LUH3417に、薬なしでいきる生活―――地上へ逃げることを提案され一度は揺らぐTHX1138。

ところが事態は一変し、LUH3417と入れ代わってSEN5241が同室に入って来る。

自分の周りで起きていること、それに対して湧き上がる感情を制御できなくなってくるTHX1138が選択する未来とは。


【感情】

人間味のない生活の中で湧き上がる人間ならではの感情や行動がものすごく前に前に押し出されている作品。

地下都市の生活が白に囲まれているせいか、そこの住民の肌がやけに色鮮やかに感じる。

規律の多い社会で生まれる違反や逃亡。むしろ違反を生むのは規律であると思った。

ストーリー性<映像美といった感じはあるけれど

何も考えずに観て色々なことを考えさせられる。

世界観が統一というか均一にされている感じがあり

中毒性があり何度も観ている。

この世界観を1971年に作り上げたルーカスは本当に尊敬する。

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