ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
【あらすじ】
アメリカの9.11テロで父親を亡くした少年は、父親の遺品から1つの鍵を見つける。
見たことのないその鍵には必ず合う鍵穴があるはずだ。
そこに父親が何かメッセージを残したのかもしれない。
少年は「Black」という文字をヒントに、ニューヨークの街へ飛び出す。
テロの日以来怖いものが増えてしまった少年は自分を落ち着かせる為の道具をリュックいっぱいにもって、ニューヨーク中を旅する。
そんな中一人の老人と出会い、その日から今まで閉じ込めていた様々な感情が抑えきれなくなる。
【感想】
フィクションだけれど、実際このような経験や思いをした子供がいるのかもしれないと思うと涙が止まらなかった。
亡くなった父親との回想シーンや母親とのシーンを観ていて
「あぁ、この子はこの両親の子なんだなぁ」
と思うことが何度もあった。
確かにものすごくうるさい。
そして近い。
悲しい映画かと思って観たけれど、とても暖かい内容だった。
少年が色々な「Blackさん」に会って行くシーンと
ラストのシーンは綺麗にリンクする。
いつか自分が母親になってもこの映画は大切に観ていきたい。
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