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これからの時代に必要な「豊かさのある組織」の話。

こんにちは。代表の大滝です。
取締役の古性のちが、会社に参画して以降、考えていることや胸の内をマガジンを中心に良く発信してくれているので、今日は僕の会社組織に対する考え方をさらりとおしゃべりしてみようと思います。


僕らが掲げる「100年先に文化をつなぐ」ミッション

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https://www.brightlogg.com/


ブライトログ(僕らの会社)は、「ビジョン」や「ミッション」を純粋に追い求めるために2014年に生まれた会社です。
立ち上げ時から会社(自分)には、「100年先も残る文化をつくる」ことや、「デジタル領域とアナログ領域を横断し、文化の未来を描く」ことがミッションとしてあり、理想とする日本の未来像は今でもしっかりと持っています。
僕自身で創業当時を省みれば、ジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」やピーター・ドラッカーの「マネジメント」等アメリカ式の考え方の影響を受けつつ、結果的に、ビジョンに共感する人を集め一直線に猛進する様なトップダウンに近い会社組織を理想としていた様に思います。なんならそれが会社運営の正解だとも思っていました。

それから数年が過ぎ、会社ではこれまでに純粋な仕事(収益を生むもの)以外にも“やりたい”プロジェクトをそれなりの数進めてきました。

ものづくりのWEBメディアを立ち上げたり、
旅と仕事を両立するコミュニティを立ち上げたり、
最近の話では約3年前に原宿に「天窓」と銘うつオフィス兼日本のものづくりを発信する為の、コミュニティスペースを作ってみたり。


そして、これらのプロジェクトを通し、個々の考え方に触れたり、経験を得た結果、今では会社組織に対する僕の考え方は先述の創業時と比べ180度近く変わっているのではないかと思っています。
つまり今は、ボトムアップであったりフラットな関係づくりの志向へ傾倒していて、昔ほど強烈に「100%このビジョンにコミットして一緒にやっていこうぜ!」とは思っていません。

創業時から在る会社のビジョンに対して、関わる人がそれぞれ自分で考え、会社のビジョンと重なりそうな部分を探し出し「無理のない範囲で一緒にできることをする」で全然良いんだと思います。

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現在うちの会社はギルドの様だと良く言われます。
今ある言葉で表現すれば確かに一番近そうです。
ティール組織なんかも近いのかな。
でも、個人的には会社組織をかなり柔軟に考えているので、枠に囚われずというか、形は正直なんでもいいんです。(そうは言っても公正で納得のいく組織にするため社内制度は必要です。これはティール組織でも一番大事と言われているところで、制度こそが自由で自発的な組織を作るとされています)

僕の考え方では仕事はもちろんの事、何かしらの課題の解決や問いを検証するために、プロジェクト毎に組織を作り上げれば良いと思っているし、他の会社や組織と組んで何かやるでも良いと思います。(それでも組織と組織の壁はどうしてもかなかなか無くなりませんね…。互いの利益、工数とか対価のこと考えると話がまとまらないケースが多い)。

2021年現在、社内ではいくつか決まりごとや基準みたいなものはあります。自己の成長を目指し、組織としてのアウトプットの質をあげていく事が大前提になっています。そして、それらを今後も徐々に良くしていければ、理想の組織に近づくことができそうです。


会社を中心にして、小さな社会をつくっていく

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話をはじめに戻すと、こうした考え方なので、別に新しい取締役が入るタイミングで、生まれ変わった様に会社の思想に染まり切る必要もないわけです。それは社員も同じ。

何よりも大切なことは、働くことを通して一緒に高め合えることや、過ごしている時の心地よさ。さらに付け加えれば、発展思考なのかどうか、信頼ができるのか誠実なのか、利他の気持ちがあるのかとか、そういう普通のことです。

ひとりで考えるより、みんなで考える。
ひとりで困るより、みんなで困る。
ひとりで飯食うのもいいけど、みんなで食う飯もうまい。

実は目指すべき会社組織って、一定人数まではそんな単純なことでよいと思ってます。今の社会って、そもそも目的とか理由がないと人に会い辛いし、コロナのせいで余計にこの風潮に拍車が掛かった気がします。だから、僕たちは、会社の売上に繋がらない事でも一緒に時間を使ってやってみり、わざわざ集まる必要はなくても意識的に顔を合わせたり。そういった何気ない行動が生み出す組織や共同体への効用を今一度思い出す必要はあると思っています。

人間にとって「働くこと」は人生の大半を占めます。そして、多くの人にとってはそれは今後も変わらない。であれば尚更、仕事においてスキルを向上させたり生産性を上げるのも大事だけど、それと同じくらいに、働きやすさや職場の心地の良さも大事だと僕は考えています。余談ですが、会社内で倫理観や哲学を学ぶ仕組みを作ることもこれからは大事になってきそうじゃないですか?

僕たちはこれからも、組織内外のそんな心地よい人たちと共に「前進」していければと思っています。

最後になりますが、そんな僕たちは今現在、ディレクターさんやデザイナーさんを社員として探しています。(役員でもインターンでも、待ってます)

ご興味あれば、ぜひご連絡下さい!

お茶でもしながらこれから描くべき未来の話をしましょう。

文:大滝 洋之


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