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人と比べる不幸。愛と成功を遠ざける「アリジゴク」になっていないか?

さんざん悩み相談を受け(しかも無料で・・・)、挙げ句に言われたのが
「いいよね、あなたは。結婚してるから経済的な心配もしないで!」
という言葉。(この方は離婚されている)

独身のときは独身のときで
「いいよね、独身で。結婚生活の辛さなんてあなたにはどうせ分からないでしょ!」
とも言われた。

結局、相手がどんな状況だっていいのだ。
自分の恵まれていない不幸な部分をなんとしてでも見つけ出して、それを人と比べたり、人のせいにしていれば、自分が行動しなくていいと思いこんでいるのだ。

行動しなくてもよくなるためのイイワケ

とにかく、自分が行動しなくてもなくてもよくなるためにイイワケで固めたい人は

  1. 他人と比べたがる

  2. 比べた上で自分を蔑み、おとしめる

  3. (人が幸せそうに見えるのか)相手に「幸せに過ごしている自分、なんだか申し訳ない。この人が不幸なんだから、私もこれ以上幸せになってはいけない」と言う気持ちにさせ、人を萎縮させ、深く傷つける

  4. 傷ついた相手からエネルギーを吸い上げる(エネルギーヴァンパイア)

  5. 自分と相手だけではなく、その周囲の波動までも同時に下げる

  6. 貶めることで、脳を萎縮させ、正常な判断が出来にくなっていく

  7. 自分を傷つけるだけでなく、相手との信頼関係も壊していく‥

さんざん相談に乗ってと話を聴かせておいて、締めに
「いいよね、○○さんは。あなたには分からないでしょうね!」
と、捨て台詞を吐くこの恩を仇で返す行為

きっと、私には悩みも何も無いように見えていて、ちょっと傷つけたくらいでは怒らないとでも思っているんだろう。
私が昨日流産したことなど、この人は知らない。話す気もない。
先月大怪我をしたことも、この人には興味がないんだろう。

人様の大きな試練や苦悩なんて、自分の小さな悩みに比べたら些細なことなのだ。

でも、こんなたぐいの人は他にもいる。

先日6年ぶりにメールをくださった元ファンの方のメールがこれだ。

とても親しかった人だが、連絡が途絶えて久しぶりにメールが来たと思ったらこれ。一体どういう意図なんだ・・・?
配慮の欠片もないメールに、傷つき、悲しくもなり、腹立たしくもなった。
この人には、「思考がどう現実化していくのか。潜在意識がどのように働いていくのか」を散々実体験していただいていたはずだ。
結局、本質が伝わっていなかったのだろう。
私の力量不足なんだろうし、もっと他にもなにか問題があるんだろう。

悪いあの人とカワイソウな私

たとえばアドラー心理学では、

①悪いあの人に分類したがる人(あの人が悪いんだ!だから自分の人生がこうなった!と、責任押し付けタイプ

②可哀そうなワタシに分類したがる人(ワタシってこんなにカワイソウなの!だから、誰か慰めてよ!ワタシの傷をなめてよ!という他人に傷舐めさせタイプ

③私に出来ることを選択している人(自分に今できることを考えて、行動に移せる人。出来ないことや、他人のことを無理に変えようとせず、自分の”今”出来ることと、自分の人生にフォーカスしている自立タイプ

この3つに、だいたい分けられる。

このメールは・・・
そして、「いいよね、あなたは!」という捨て台詞は、
この3つのどれに分けられるのだろうか。②って感じだろうか。

私も持病があるせいで、なかなか子供に恵まれないが、諦めるつもりもないので、できることをこれまで通り粛々とやっていくつもりだ。
他人と比べたり、羨んだり、人のせいにして不幸をばらまくつもりもない。

周囲の人の波動までも下げて、地獄に引きずり込む「アリジゴク化」してしまった人は、自分で自分を救うのは一苦労だろう。

今すぐに、人と比べるのはやめろ。

幸せになりたいなら、
または、なにかの分野で成功していきたいなら、
そして、人から足を引っ張られたくないなら、
今すぐに、人と比べるのはやめろ。

百害あって一利なしだ。
他人を羨みすぎれば恨みに変化し、ろくでもない事件を起こす人だっている。

一時的に、人と比べることで能力を発揮する人もいる。
芸能人やスポーツ選手など、怒りや恨みを行動に転換できるタイプだ。
しかし、それを長く続けるほど、人から足を引っ張られる番がやってくる。

人と比べることで自分を貶めれば、自分の脳が萎縮し、小さくなり、視野も考えも狭くなって行くのだ。
子供の頃、親から虐待をうけた人は脳の一部が萎縮しているという。
自分で自分を傷つけても同じことが起こる。だって痛みは同じなのだから。
そのストレスを避けるために、豊かで愛情あふれる脳は、「できるだけ何も感じないように」反応する器官を機能させなくしていくのだ。

自分を救いたいなら、今すぐに、人と比べるのはやめろ。
そして、「いいよね、○○さんは!」という捨て台詞を悔いて、感謝の気持ちを抱く努力をすることだ。

この捨て台詞は、自分が幸せになる可能性を自ら奪い取るものなのだから。
寄り添ってくれた人に、恩を返すどころか仇で返して傷つける行為は、自分の未来すらも諦めてしまったと同じ意味だ。

人との間にあった信頼も、自分の可能性も放棄しているのだ。

うまくいく人は、一体どうしているのか?

「いいよね、○○さんは!」と、人と比べる代わりに、うまくいく人がやっていることはどんなことなのか。

それは、
「○○さんがうまくいったのは、どんな工夫をしているからなの?」と、まっすぐに質問することだ。

いい方法があるなら「聴く」「真似する」「教えてくれたことに感謝する」これだ。
とても素直なので、このシンプルな方法を実践して、結果自分を疑うこともせず、ブレーキを踏むことなく、自分を望む方向へ進化させていく

そして、一番の違いは「自分の理想の過ごし方、在りたい姿」をイメージできているということだ。

輝き、喜び、自信に満ちている自分を。

今はそうでなくてもいい。でも、理想の自分はそれが出来ている。
今はすぐできなくてもいい。でも、いつかはそうなると【決めて】いるのだ。

あなた自身が自分を信じなくてどうする。

あなた自身が自分を信じなくてどうする。
あなた自身が、自分を褒め称えなくてどうするんだ。

人となんて比べなくていい。
同じ環境の人なんて居ない。

あなたが「幸せそうでいいよね、あいつは」と、思っている人だって、それなりに苦労していろんなことを乗り越えて来ているんだ。
あなたと違って、ギャーギャー騒ぎ立てて「せっかくだから、他人に気の毒がってもらおう」と画策してないだけだ。

苦しいのは自分だけなんじゃ・・?なんて、驕りもいいところだ。
人それぞれ、大小や種類の違いはあれど、それなりに苦労も試練も受けている。

自分だけ特別不幸だなんて思うな。
「不幸な俺、カワイソウ・・お前にはわかんねえよな!」「私なんて彼氏もできないし、何回もフラレて、この世で一番不幸なんだよ!」なんて、中二病かよ。中二病は、思春期の特権だぞ。
アニメやファンタジーが大好きな、傷つきやすくも希望に溢れた若者が、成長期の不安定な体と心のホルモンバランスをどうにか取ろうとしている時期だ。

だけど、ある程度の年齢を重ねたら、もっと違う方向に思考理想を進化させていきなさいよ。アンバランスな自分でオッケーを出し続けずに、「自分をもっと大切に扱おう」という意識に変えていこう・・くらい、気づいていきなさいよ。人に言われなくてもさ。

アリジゴク化から抜け出すには、自分を愛する以外にない
比べることをやめて自分を大切にいつくしむしかない。

自分を愛することに手を抜くな。
他人を批判したり、八つ当たりする暇があるなら、自分を愛せよ。

八つ当たりしたって、自分は幸せにはならないんだぞ。

あなたが自分を幸せにするには、あなたが「楽しい!嬉しい!幸せだ!これを人と分かち合おう!」っていう全方位に優しい理想を描いて、その理想へむかって歩き出すことなんだ。

人に八つ当たりする前に、散歩してきなさい

朝・昼・晩、そして誰かのせいにしたい時は、とりあえず外を20分お散歩してきなさいよ。
そして、昼間なら雲を見つける、太陽を浴びる。
夜なら、星や月を見つける。
人々が住まう家の灯を数える。

風が頬をなでる感覚を感じる。
鳥の声や、虫の声を聴く。
草がさやさやと立てる音を聴く。

自分の心に聴く

歩きながら自分の心に聴くんだ。
「わたしは、今どう感じているの?」
「わたしは、どうやって自分を守ったらいいの?」
「今、悲しいかな。辛いかな。私のことは、わたしが守ってあげるからね」
「わたしには価値がある。誰がなんて言っても。人がどう言っても、どうだっていい。わたしは、わたしを信頼している」
「わたしは幸せになっていい。わたしの幸せを妨げているのは、わたしの中のどの感情?」
「わたしは、恨みも怒りも解放する。私自身が幸せになるために。もう人のせいにしない。自分で幸せにしよう」

そうだ。
あなたは、あなた自身を愛していい。
あなたは、あなた自身を信じていい。
人からどんな扱いをされたとしても、あなただけは、あなたを見放さずに大切に扱っていい。

自分を大切にできる人間は、周囲からも大切にされるようになっていく。

それは、1日でそうなるかどうかは分からない。

あなたが自分を大切にし始めて潜在意識も自分と調和が取れてきたときに、周りにも変化が出始める

結果を急がないこと。

結果がどうであれ、あなたは自分を愛し続けることだ。

どんな人だって、それ以外ない。
あなたが自分を愛するということは、
あなたが、あなた自身であることの特権なんだ。

子宮腺筋症という激痛難病と不妊治療をしながら女性のための占いやメンタルトレーニングを教える活動をしてます。「自分の軸」を整えると、パートナーともうまく行きやすくなり、子育てや人間関係もうまく行きやすくなり、やがて世界平和に繋がるとおもうのです。サポート費は今後の活動に役立てます!