振り返り:育休3カ月で手にしたものと失ったもの

お疲れ様です。荒井です。

3月はまるっと記録をさぼってしまい、あっという間に社会復帰のタイミングとなってしまいました。まずはサラリーマン道を取り戻さねばならないのですが、一応節目なので振り返りをまとめておこうと思います。

1.改めて育休をとってよかったと思ったこと

・息子の節目をリアルタイム視聴できる

まずは月並みですが、やはりこれは最高でした。月齢で言うとだいたい7ヶ月半~10ヶ月半の期間だったのですが、「ハイハイした!」「つかまり立ちした!」「その勢いで伝い歩きもした!」「いただきますで手を合わせるのも真似してる!」など、成長の喜びを妻と共有できるのは本当に貴重。妻が出かけていて、自分と二人きりのときに新しいことが出来るようになったときなどは、もう完全に悦です。撮影した動画を見せるときの優越感は、他ではなかなか味わえない快感ですね。

今後は保育園などで会得していくことも多いんでしょうけれど、この喜びを知ると「一つでも多いシーンを自分の目で見たい!」→「できるかぎり子どもに関わる時間を増やしたい」→「仕事早く終わらせてとりあえず家帰ろう!」となりますね。忙しい時でも子どもと向き合う時間は確保して、この気持ちは忘れたくないなと思います。

・子育てのどんなときに気持ちが落ちて、どんなときに感謝されたいかが(少し)わかる

これは自分がしっかり向き合ってみて、大きく認識を改めた点です。恥ずかしながら、「自分は平均よりは子育てシンパ」だともともと思ってたので、「妻にきちんとの寄り添える夫になれる」と根拠のない自信があったのです。妻もそこはおそらく期待してくれていた部分だったと思うのですが、振り返ると育休生活に入るまではだいぶ裏切っていたなと。

昨日、「産まれてからここまででいつが一番大変だった?」と妻に聞いたところ、「実家のお助け期間が終わって、ひとりで子育てをするリズムができるまでの期間(月齢で言うと3ヵ月~5ヶ月くらい)かな」という答えが返ってきました。理由は「息子はまだ全然動かないし、コミュニケ―ションもほぼ取れないのに、話し相手もいない生活だったから」とのこと。

この時期にちょうど妻から「幼児教室的なものに通おうと思うんだけど」という相談を受けていたのですが、私は反対してしまいました。理由は「小さいうちからそんな頑張らなくてもよくない?」です。それに対して妻は結構怒りました。そりゃそうですね、そもそも論点がずれていたんですから。妻は子育てのあれこれを共有できる時間と空間がほしかったのに、見当違いな角度からの否定をしてしまったわけです。

このときの妻の気持ちは、自分が児童館に通うようになってよくわかりました。いくら子どもがかわいくても、やっぱりずっと二人きりは疲れるんですよね。新生児期はなおさらだと思います。息抜きできる時間がないと、おむつ替え、ねかしつけ、授乳・・・と機械的にこなすようになってしまって、確実に笑顔が減ります。そうすると子どもの笑顔も減る、という悪循環に陥ります。

同時に、褒めてほしいor気づいてほしいポイントがスルーされると、とても気持ちが落ちることもよくわかりました。息子のお世話をしながらの家事はやっぱり大変です。そんな中で+αの家事までこなしたときはもちろん、自分でしっかり自分を褒めてあげますが、やっぱり気づいてほしいし「ありがとう、すごいね」と言われたい。言われればまた頑張ろうという気になります。しかし気づいてもらえないと、「自分はこんなにやっているのに。自分ばっかり頑張っているのは不公平だ」的な負の感情が沸き上がってきます。

これからはお互い仕事が始まるので、どうしても細かい諍いは出てくると思いますが、自分が見えていないところをちゃんと想像して、感謝の気持ちを伝えることがとても重要だなと。先方の仕事に関してはやったことがないので愚痴を聞くくらいしかできませんが、家事や育児に関しては一通り大変さがわかったつもりなので、そこを忘れないようにしたいと思います。


2.育休をとってなかったら気付けていなかったかもしれない細かいところ

・一度報告した時間のメドは守るべし

育休生活に入るまでも基本的には毎日お風呂に入れていたのですが、「今から帰るからだいたいあと30分くらい」的な報告を入れたあとに「ごめん、上司につかまって少し遅れます!」みたいなことがしばしばありました。これ、当時の自分としては「仕方ないじゃん!」なのですが、受け手の立場になると「その時間に合わせてスケジューリングしてるんだから!」「ただでさえ不規則な赤ん坊という生き物を相手にしているんだから、大人のおまえくらいは時間守ってくれよ!」となりますね。もちろん、どんなシチュエーションでも誰に対してもなのですが、やはり時間を守ることはとても大切です。

・LINEは返せない時だってある

帰るときの報告同様、「なんか買っていったほうがいいものある?」という連絡もよくしていたのですが、何も返事がないことがたまにありました。当時の私は「いや、一文返すくらいできるでしょー」とか思っちゃってたのですが、余裕ない時は本当にないということがよくわかりました。そもそも、子どもに合わせて行動をしていると携帯を常にチェックしていませんし、「おしっこ変えようとしたら、予期せぬウンチあった!」みたいなことが起こるともう子どものことで頭いっぱいですしね。返事ない時は何かしら大変だった可能性があるので、むしろヒアリングモードで帰宅したほうがベターだと肝に銘じておきます。

・予防接種や定期健診、大変

これは全然細かいところじゃないですが、細かい管理が必要という意味で。受診表も結構書くことあるし、ちゃんと予約しないと結構先の日程になっちゃうしなど、仕事と同様仕切りが大事です。これを日々の生活と並行して管理していくって、なかなかのタスクです。今後の予定、ちゃんとTimeTreeに落としておかないと・・・。

他にもめちゃくちゃありますが、書き始めるときりがないのでいったんこのへんで。

3.育休生活で失ったもの

失ったものという意味では本当になく、基本的にはいいことずくめでした。この環境を与えてくれた職場とチームのメンバーには本当に改めて感謝感謝です・・・。

ただ、それなりに水仕事に従事したせいか、人生で初めてしっかりめに手が荒れました。その結果、会社携帯の認証ができなくなってしまったので、そういう意味では唯一失ったものが「指紋」です。


と、くだらないことを書いているうちに夜が更けてしまったので、明日から始まる保育園ライフ(まだならしですが)に備え、寝ます。

「今後も不定期でいいから書きなよ!」と妻からプレッシャーを受けておりますので、復帰後の変化などもまた折を見て書けたらと思っています。

それでは引き続き、何卒宜しくお願い致します。

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