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白猫ゴルフを1週間遊んでみて思ったこと【プレイ感想】

さてはこのゲーム、めっちゃ面白いな?
やった方がいいぞ、これ。

・「白猫GOLF」遊んでます

去る10/26(水)、株式会社コロプラより新作アプリゲーム「白猫GOLF」がリリース。サービスが開始され、現在着々とそのユーザー数を伸ばしている。
かくいう私も、前々から白猫関連の作品にはかなり思い入れがあるため、リリース当日にプレイ開始……といきたかったのだが、当日は仕事終わりに急に飲み会に誘われ、プレイを断念。結局触れたのは翌朝起きてからとなった。

▲リセマラは直観でシャルロットを選択。

仕事に出るまでの3時間ほどでリセマラを終わらせ、その後何回かゲーム自体をプレイ。以降、出勤前後に触り続けて1週間ほどが経過した。
徐々にこのゲームに対する感想や見方が固まってきたため、せっかくなので記事にしておきたいと思う。

ちなみに先程軽く触れた通り、筆者は「白猫」関連の作品に結構思い入れがある。
「白猫プロジェクト」はリリース当初からプレイし、最近はまったり自分のペースだが、かれこれ7年以上追いかけている。
「白猫テニス」についてもリリース日からプレイ。現在は遊んでいないものの、対人戦タワー150階到達等、それなりにやり込んではいた。
今回の感想も、そういった人物が書くものとして見ていただけるとありがたい。

・ゴルフゲームとしての完成度

高い。すっっっげぇ高い。

正直、ここまでのものをお出しされるとは全くもって予想していなかったので、割と本気でびっくりしている。筆者自身、過去に「みんなのGOLF」シリーズや「マリオゴルフ」シリーズを結構遊んできていたので、ゴルフゲームの経験はそこそこあった。
その知識・経験からしても、今作のゴルフゲームパートは良い出来だと感じている。

褒めたいところは色々あるが、並べ立てると記事がいくらでも長くなるので、いくつかに絞って書いていきたい。

・ショットが「いい感じに難しい」

ゴルフゲームの真髄にして根幹、それはショットだ。コースの地形を確認し、風や傾斜を読み、狙い澄ましたところへ会心の一打を撃ち込めた時の快感は筆舌に尽くし難い。
多くのゴルフゲームでは、打つ方向を決めたのち、画面下部に表示されるパワーゲージをタイミングよく操作し、パワーとインパクトの成否を決定するのが、打球時の基本的な操作となっている。

▲みんなのGOLF公式オンラインマニュアルより

これが白猫GOLFだとどうなるか。
既にプレイしている方々はご存知の通り、画面上に表示されるパワーゲージを指で引っ張ることでパワーを決定し、その後左右に揺れ動く的の中心に向かって指を振り抜く、という操作になっている。

▲白猫GOLFでの打球画面。

今まで私が遊んできたゴルフゲームとはかなり異なる操作感だが、直観的でありわかりやすい。
だがしかし、決して簡単というわけではない。

実際やってみると共感いただけると思うが、この的、結構な勢いで左右に揺れる。そりゃもうブンブンに揺れる。ライブでテンション上がりすぎた時のヘドバンくらい揺れる。
当たり前なのだが、動いているものに対して狙いをつけて撃ち抜く、という動作は難しい。
このインパクト操作が、このゲームのショット難易度を上げているといって良いと思う。

しかしながら、いたずらに難しいというわけではない。多少慣れが必要だが、コツを掴めばある程度安定する程度の難易度になっている。もちろん、慣れている人間でも、気を抜くと狙いが逸れてミスショットを起こす。
あまりにも難しすぎる操作は遊んでいる側のやる気を削ぎそうだが、この操作にはそれを感じない。
練習すればしただけ上手くなるし、いいショットが打てれば気持ちいい。そしたらまた上手くなる為に練習をして……という好循環を作り出してくれた。

簡単すぎると安定しすぎてつまらない、かといって難しすぎるとやる気をなくす。このゲームのショットはいい塩梅に調整されていると思う。

・対人戦なのにストレスが少ない

先ほど書いた通り、私は過去に「白猫テニス」を遊んでいた。そこそこやりこんでいたにも関わらずやめてしまったのには色々理由があるが、一番大きいのは「対人戦特有のストレス」だ。

スポーツゲームにしろ格闘ゲームにしろシミュレーションにしろ、対人戦には多かれ少なかれストレスが付随するものだ。
負ければ悔しいし、連敗してイライラすることもある。おまけに対戦相手から煽りなんて喰らおうものなら、あったまりきってスマホをぶん投げそうになる……そんな人も少なくないのではないか。私もその1人だ。

白猫GOLFもメインとなるのは対人戦だ。指定されたホールを2人で回り、スコア勝負やニアピン勝負を行う。当然、勝ち負けも発生するし、レートの増減も存在する。

▲左下の数値がレーティング。

だが不思議なことに、この対人戦に関しては負けた時でも、かつて私が様々な作品で感じてきたあの特有のイライラを感じないのだ。
……いや、全く感じないというわけでは勿論ないのだけれど、少なくともダブルスの試合でラブゲーム決められてクッッッッッッッッソバチボコに煽られた時の白猫テニスに比べれば感じないに等しい。

不思議に思い色々考えてみたが、大きな理由は「ゲームスピード」「ゴルフというスポーツの性質」にあるのではないかと思う。

まずはゲームスピードについて。これまた至極当たり前の話なのだが、対戦中は2人のプレイヤーが交互にショットを行う。言い換えれば、片方のプレイヤーがショットを打つ間、もう片方のプレイヤーは待っていることになる。これがストレスの低減に一役買っているように思うのだ。

有名なアンガーマネジメント(怒りの感情を管理・抑制する方法)として、ぐっとこらえて6秒待つ、というものが存在する。それだけの秒数でもこらえれば、頭が多少冷静になり、落ち着いて考えられるというものだ。

たった6秒でさえこのような効果が得られるのだ。白猫GOLFの対人戦におけるショットの所要時間はもっと長い。自分の番が来て即打ちしたとしても10秒はかかる。もちろん実際は地形や風を計算してから打つため、20秒以上かかることも珍しくない。
6秒と比較して実に3倍以上の時間だ。これだけあって落ち着けないはずがない。

そしてゴルフというスポーツの性質について。
古来より、ゴルフには「紳士のスポーツ」という別名が存在する。理由は様々存在するが、その中の一つとして、ゴルフには世界共通のルールブックが存在し、その中には礼節やマナー、スポーツマンシップといった要素にまで言及されているから、というものがある。実際、休みの日や深夜にTVで流れているゴルフ中継を見ていて、他人をボロクソに煽ったりけなしたりしているプロプレイヤーを、きっとあなたは見たことが無いだろう。

これはゴルフというスポーツの根幹に存在する風土であり、文化である。白猫GOLFでも、煽り行為を全く見ないというわけでは無いが、少なくとも今までやってきた対人ゲームに比べれば、かなり少ない方だと言える。

また、ゲーム内にも煽り行為を減らす工夫が随所に見られる。基本的にスタンプやエモートは相手を褒め称えるものが中心だし、試合が終われば相手のバーディーやイーグルといった好プレーに「いいね!」を送ることもできる。更にいいねを送った側も送られた側も、ささやかながら報酬がもらえるというおまけ付きだ。

▲これ本当に良い制度だと思う。

元来ゴルフが持つ紳士的な側面。その文化をなるべくゲーム内にも反映したいという、開発側の想いが伝わってくる仕様である。煽り行為が少ないのには、こうした開発の努力やゲーム設計も少なからず影響していると思う。

総じて、対人ゲーとは思えないほどストレスフリーに遊ぶことができる。どうしても対人が無理なら、勝ち負け度外視で遊べるモードも存在している。そもそもゴルフは、突き詰めれば己との戦いだ。仮に負けたとしても、自分より相手の方が上手かったからだと全面的に認められるのだ。だからこそ、メンタル面での負担を理由に対人ゲーを敬遠していた層にこそ、このゲームを遊んで欲しい。

・結論、すげぇ面白い。だからこそ広まって欲しい。

ということで、すごく遊びごたえのある作品だと感じた。理不尽な課金要素も今の所ないし、週一で開催される賞金付きトーナメントに至っては課金額や所持装備一切関係なしの、全プレイヤー完全同条件での実施となる。むしろ遊んでいてワンチャン現金がもらえる可能性すらあるのだから、これが本当にスマホゲーなのかと疑いたくなるレベルだ。

一応集金要素として、ガチャキャラの凸数上限がえげつない割にガチャ確率が渋い、という点があるが、現状無凸だからボコボコにされるということもないためほぼ気にならない。
また、ゲーム内で広告が流れることもあるが、広告を見る・見ないは自分で選択できるため、鬱陶しければ全く見ないことも可能だ。

唯一割と本格的に心配していることがあるとすれば、現状あまりにも薄利多売的な売り方をしているので、これ本当に成り立つのか…?という点。
ここに関してはプレイヤーが増えてくれることを祈るしかない。

ということで、ここまで記事を読んでいるにも関わらずまだプレイしていない人がいるのであれば、とりあえずダウンロードだけしてみてもバチは当たらないと思う。ぜひ遊んでみて欲しい。

それでは、今度はコースの上で合間見えることを祈って、記事を締めさせていただきたい。

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