歩くための民間対処リハビリ4 立ち上がり方

【注】 必ず、 歩くための民間対処リハビリ1から、
    順番にお読みください。

さあ、いよいよ立ち上がります!!

まず、かかと側は寄せて、つま先側は広げて、肩幅くらいに足を開きます。広げたほうが、立った後に、バランスを取りやすいです。


立つときの足の置き方01


下を向き、顎を引きます。これは、背中と頭の力の向きを揃えるためです。また、手は膝に乗せない方が、スムーズに立ちあがれます。

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立ち上がる スキー01

上半身を軽く前後に揺らします。背中の緊張を解くためです。
最初は補助者が両脇に手を入れ、揺らしてあげるといいでしょう。
何回かしていると、自分でもできるようになります。
背中に力を入れたら立てません。
顎を上げてはいけません。

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そのまま、前斜め上への動きを大きくしていきます。
足に力が移り、腰が浮く角度を感じ、覚えます。

感覚的には、「ちょっと前に乗り出した」くらいの角度です。
倒しすぎては足に力が乗りません。

すねと同じ角度にすれば、上半身の体重が足に乗るということなのですが、
次の画像を参考にしてください。

適正な上半身の角度01
ここまで上半身を倒すのはダメ01
さらに顎が上がったら最悪01



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何回か、補助者が両腕の腋の下から支え、斜め前への力を誘導します。

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そして、足が伸びまるところまでいったら、
後は上半身を起こすだけで、
立てています。

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以下は、youtubeでの音声つき解説動画です。


説明と雑談6

ここまでで一番大切なことは、
下を向いて脚を動かすということなのです。

背骨の力の向きの延長線上に
頭の力の向きがそろえば、
あっさり軽い負荷で立ち上がれます。

自分の足元への意識を疎かにして
上ばかり気にしていては、
何も先に進まないということです。

これって、何にでも共通なことですよね。

ただ、周りの状況を確認するためには、
ヘッドアップしなければできません。

サッカーのスルーパスでも同じでしょ?
実際にパスを出す瞬間には、
受ける相手の方を見ていません。

事前に味方の動きを確認し、予測し、
できればアイコンタクトを交わしておいて、
一瞬後に顎を引いた姿勢で
パスを出しているはずです。


 短距離走のクラウチング・スタートも同じです。
スタート時は、下を向いて走りだしています。

数メートル走ると推進力が安定して
自然に上体が起き上がって、
前を向いているということです。

うーむ、走り出せば未来は自然と
見えてくるものなのですね。ホホホ。

では、歩くための民間対処リハビリ4.5へ、お進みください。


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