歩くための民間対処リハビリ2

【注】 必ず、 歩くための民間対処リハビリ1をはじめにお読みください。

腹筋をストレッチします。

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補助者は、片手で相手の腹筋に触れ、
もう片方の手で片足をゆっくり伸ばします。

腹筋のストレッチ状態を確認するために手を触れておきます。
その位置は適宜移動して、腹直筋の全体が緩むのを感じられるまで、
ゆっくり何度も繰り返しましょう。
腸腰筋もストレッチされます。

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説明と雑談2

これは重要です。当たり前ですけれども、
人間の仕事は前向きで作業することが常ですよね。

後ろ向きで作業することは、ほとんど無いと思います。

すると、胸の筋肉や腹筋が収縮することが必要になる姿勢を
長時間維持していることになります。

つまり、鍛えられてしまうわけです。逆に背中は伸びっぱなしなので、
背筋は使われず弱ってしまいます。

 まず、正しいバランスの姿勢を取り戻さなくては始まりません。

それには、鍛えられて強くなった前額面の前方を
ストレッチして弱めることが先に行われなくてはなりません。

すると、ある意味で臨戦態勢ともいえる前傾姿勢から開放され、
リラックスしたニュートラルな姿勢になります。

実は、そこでやっと、トレーニングが許される状況となります。

一般的に、ウォーキングをすると健康に良いと言いますが、
悪い姿勢で歩けば膝関節などへの歪んだ負担を強いるわけですから、
障害の原因となることは明白です。

街中を歩く際には、
ショーウィンドウに反射する自分の姿勢を確認するなど、
してみるといいでしょう。

お出掛け前に、鏡で姿勢を確認することも有効ですね。

臀部をストレッチします。

片膝を曲げた状態で、仰向けになっていただきます。
曲げた足を横に倒します。

補助者は臀部に手を触れ、
状態を確認しながら相手の足を元に戻す動きをします。
これを繰り返します。

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説明と雑談3

 腰に不安がある。または、”腰が痛いので前傾姿勢になっている”
という方が多くいらっしゃいます。

そういう方でも、お尻の筋肉のコンディションが通常であれば、
そこが前屈や後屈の動きをフォローしてくれます。

つまり、”大臀筋や中臀筋をストレッチすれば解決する”
ことが多いということです。

ただ、長期間腰痛に苦しまれた場合、
前傾したほうが痛みが出ないという固定観念が刷り込まれていて、
原因となったものは時間の経過により治癒して
痛みが出なくなっているにも関わらず、

恐怖心やトラウマが邪魔して非常時用の意識付けから解放されません

相手を『頑固者だから』で終わらせてしまうのはいけません。
こういう人の固定観念を変えられるカリスマ性を持つことは、
必要でしょう。

私も目指しています(笑)。

超有名スポーツ選手とかには、
会っただけで病気が治ったとか伝説があります。

動かないとか動きにくいとかは、
自分の命令系統や意識付けのズレからのものが
原因として大きいのだと思います。

筋肉や骨格は、ほとんどの場合、原因ではないと考えて良いでしょう。

自分で立って歩くために、
正しい方法を反復練習で意識に刷り込みましょう。


では、歩くための民間対処リハビリ3へ、お進みください。



よろしければ、サポート願います。皆様が、少しでも多くの時間を幸せに過ごせるように活動していきたいと思います。