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ジモピー御用達お宝スポット(3)山肌には薬師如来像の巨大壁画がある「大仙山」は、畑毛温泉の裏手にある廃墟の山だったズラ〜!

近所にある「大仙山」をネット検索すると「廃墟の山」というキーワードが・・・。えっ?廃墟?山なのに?何それ?

この「大仙山」は、標高167メートル の低山ですが、個人が所有 しています。一応、一般に解放されている らしく、登山道も整備されています。
しかも、静岡県で最初に 国民保養温泉地 に指定された「畑毛温泉」の、すぐ裏手です。これは、登ってみるしかありません!!!

ジモピー御用達お宝スポット第3弾 は、ちょっと怪しげな「廃墟の山」、「大仙山」に決定〜!

ちなみに「畑毛温泉」には、伊豆箱根鉄道「大場駅」からバスが出ています。「大場駅」には「三島駅」から伊豆箱根鉄道で行けますが、東海道線の「函南駅」からも、「大場駅」行きのバスが出ています。

↑ この山が「大仙山」です。所有者は宗教法人ですが、ほとんど手入れはされてない様子。登山道には、最近、人が歩いた形跡が、ほぼ、ありませんでした。

↑ ここが「大仙山」の登り口です。麓からクルマで5分くらい。
ルートは、ここで、右と左に別れています が、山頂へは、どちらからも行けるようです。ブログ等を検索すると、ほとんど 右ルート から登っているようですが・・・。

クルマの場合、右に行くと駐車場 があります。ただ、ここから駐車場まで、かなりあります。1キロメートルくらい? それもクルマ1台がやっと通れるくらいの狭い道です。

↑ 駐車場の先に クルマ止め があります。ここにクルマを置いて、車止めを越えて登るか、少し手前に、仏舎利塔 に通じる山道もあります。
私は、とりあえず車止めを跨ぎ越えて、緩やかな道を登りました。

↑ 基本的に 舗装道路 ですが、結構、傾斜がある上に、あまり人が立ち入らないせいか、落ち葉が降り積もっているので滑ります。

↑ しばらく行くと「鐘捷堂」に辿り着きます。入口に書かれた案内板によれば「鐘は3度以上乱打してはならない」「朝6時から夕方6時までとする」とありますので、くれぐれも鐘を突くときは注意!

↑ 「鐘捷堂」の反対側にあるのが「正夢観音堂」。
山頂へは、写真中央の道を行きます。向かって左の下り道を行くと、壁画 と 摩崖仏 の方へ行けます。まずは、「正夢観音堂」の方へ向かって歩き、山頂を目指します。

↑ 「金刀比羅宮」への案内板があり、その先が左右に分岐。左が旧道で右が新道のようです。(行き着く先は同じ)

↑ しばらく行くと、何やら鳥居が・・・。

↑ 「金刀比羅宮」への石段です。

↑ 金比羅宮は石祠で、眺望はイマイチ。しかし、山頂は、ここでは有りません。鳥居の反対方向へ50メートルほど登ったところです。山頂には、特に何も有りませんでした。
先ほどの「正夢観音堂」まで下って、向かって左側の道を下ります。

↑ 全長5メートルを超える巨大な「薬師如来像」の壁画です。ここからの眺望が素晴らしい。畑毛温泉が一望出来ます。

そして、さらに下って行くと・・・

↑ 「摩崖仏」が、ありました。まるで インドカンボジア にでも行ったような気分です。しかし、観光客はゼロ。この日は、誰一人、すれ違いませんでした。

↑ 駐車場からの案内図です。畑毛温泉が盛況だった当時は、湯治客が、大勢詰め掛けていたのかもしれませんが、今や、その面影はありません。

たかだか167メートルの山ですが、なんと見所の多いことでしょう!
麓の「畑毛温泉」には、「富士見館」と「誠山」という立ち寄り温泉宿 がある事は、前に書きました。どちらも 500円程度 で入浴出来ます。

薬師如来の壁画摩崖仏 がある「大仙山」。登山道も整備されています。
しかし、これだけの観光資源が、ほとんど人知れず放置されているなんて、なんと勿体無い。個人所有ではありますが、函南町の遺産 として、もう少し何とか出来ないものでしょうか・・・。

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