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脳がエネルギーを節約するための「習慣化」を利用して、目的を達成する方法!

ここ何年か、珈琲は、ペーパードリップで飲んでいます。
東京で暮らしていた頃は、インスタントでした。
正直、それほど味が違うとは思いません。

しかし、珈琲豆を挽いて、それをペーパードリップに入れ、お湯を注いで抽出すると言う手間を掛けると、1杯飲んだだけで満足感があります。

味噌汁も、昔はほぼインスタントでしたが、最近は、お湯に味噌を溶いて作ります。具は、長ネギ・油揚げ・ワカメなど、その日の気分で適当に入れます。

どうしてこうなったかと言うと、現役を引退して山にこもり、時間が出来たからです。人間、時間が出来ると、その時間をつぶすために、わざわざ手間を掛けた行為をするようになるみたいです。

最近は、糖質制限をしているせいもあって、ほぼ3食を自炊しています。
それも、野菜や肉など、素材から調理するようになりました。
まぁ、主婦なら当たり前かもしれませんが、学生時代から一人暮らしをしていても、男やもめだと、どうしても惣菜や加工品に頼ってしまうものです。

こうして、様々な事に手間を掛けるようになって思ったのは、それが習慣になってしまうと不思議な事に、それを不便に感じないと言う事実です。
そして、手際が良くなり、ほとんど意識しなくても出来るようになります。

たぶん、習慣というものが、そういうものなのでしょう。
脳は、エネルギーを節約するため、繰り返し行う行為を、ほとんど無意識のうちにやってしまうのだそうです。

だから、何かを継続するには、それを習慣にしてしまうのが早道なのですが、実際は思うように行きません。
例えば、毎日英単語を10個覚えるとか、毎日、腹筋を100回やるとか、そういう事は、なかなか習慣にはなりません。

なぜかと言うと、それが結構、負荷になるからです。
じゃぁ、珈琲を豆から挽いて淹れたり、味噌汁を味噌を溶いて作るのは負荷にならないのかと言われると、言葉に詰まりますが、私に取っては負荷の度合いが低いのではないかと思います。

うまく説明できないのですが、その人に取っての負荷が小さければ、習慣化し易いのかもしれません。これには、あくまでも個人差があると思います。

しかし、例えば英単語も、1日10個はしんどいけど1日ワンワードとか、腹筋も100回は無理だけど10回ならイケるみたいな事は言えると思います。

だって、人によっては、英単語の暗記も腹筋も、習慣化出来る人がいるわけです。要は、その人その人が耐えられる負荷の程度によって習慣化出来るかどうかが決まるのではないかと思うのです。
そんな事を考えていたら、こんな本がありました。

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2004年から、自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている「スティーブン・ガイズ」という人が書いた本で、科学的に実証されたデータを引用し、脳の仕組みから、なぜ人は「はじめたことを続けられないのか」を説明しています。

脳には新しい変化を嫌い、同じ行動の繰り返しを好む」傾向があるので、習慣化されてない行動をするときには、モチベーションや意志の力が必要となり、これが大きな障害になるのだとか。

しかし、「小さな行動」なら、モチベーションも意志の力も、たいして必要としないし、とても簡単なので、すぐに「成功体験」を得ることが出来ます。
そして、その「小さな行動による成功の繰り返し」が自己肯定感を生み、それが自信となり、繰り返し行うことで、脳は、やっと「新しい変化」を受け入れると言う仕組みです。

私の考えも、あながち間違いでは無かったのかもしれません。
小さな成功体験の積み重ねが習慣化には必要」という点が抜けていました。
とにかく、チリも積もれば山。
習慣化は、小さな負荷の積み重ねで獲得出来るかも・・・。

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