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アルスラーン戦記 ネタバレゴリゴリ感想

ついに16巻全巻読み終わった。
1/5から読み始め、今日5/18に読了した。読んでいたのはほとんど通勤と昼休みの時間。楽しませてもらった。

ここからはネタバレ全開で書いていくので読みたくない人はすぐ消してください。











まずは16巻をスイスイと読ませてくれた作品に感謝。最後の怒涛の展開には色々と物申したいことがあるけれどいい読書時間を与えてくれたことに感謝。
さて、全体を通じての評価だが、面白いは言い切れないかな。でももちろんつまらなくはない。ここまで読み切ることができたのだから。他のシリーズものだと途中で断念してしまうものも多いので、一度も止まらずここまで読み切らせたのは作品の力だと思う。
自分は世界に謎が潜んでいるとか世界観が凝っている作品が好きだが、アルスラーン戦記はそう言った作品ではない。だから、自分の中の面白いには届かないけど、一般的には面白い作品に入るんだと思う。漫画化もされてるし。
アルスラーン戦記は総括するとキャラクターの作品だと思う。数多くのキャラクターがいるが主要キャラは本当にキャラが立っており、それぞれの生き様が浮かぶようだ。キャラ作りの参考にしたい。
好きなキャラは、誰だろう。。。
ギーヴはかなり魅力的に感じる。自由人で女好き。規律は特になく自由に動く。しかし、いつも重要な情報はギーヴが持ってきていた気がする。
遊んでいるようでいてちゃんと仕事をしている。そして、何より強い。ファランギースからいつも振られるのも面白い。
そんなギーヴだけど、アルスラーンへの忠義は熱い。そんなところもまたいい。

アニメのギーヴ
顔に現れる性格

アルスラーン自身は最初は子供で不甲斐なかったが、素直でいい子だった。そんな性格からか色々な魅力的な配下から色々なものを吸収してか、最後は最初からは考えられないほど王らしい人柄に成長していた。様々なキャラから自分というフィルターを通じていい面を吸収していったのだろう。

十六翼将というアルスラーンの一番信を置いている部下達がいるが、最後は三人しか残らなかった。
自分の考える一軍は初期のメンバーである、ダリューン、ナルサス、エラム、ギーヴ、ファランギース、アルフリードかな。その次にキシュワード、クバード、ジャスワンとあたりかな。このメンバーはそれぞれがキャラ立ちして、それぞれが生きているようなイメージできた。その他の十六翼将はそれぞれがごっちゃになる笑。

ナルサスとアルフリードが死んでしまった時は本当に驚いた。ナルサスを失うのは痛かった。作者に愛されているのを感じ、孔明のように策は一切外れない。
ザッハークが復活し、四方から敵が迫る中こんなに呆気なく死んでしまうのか!と驚いた。
ナルサス以降になると主要キャラ達はドンドン呆気なく退場していく。本当にあっけなくもう少し必然的に退場して欲しかった。偶然と死んでしまうパターンが多すぎた。しかも二、三行ですぐなくなってしまう。今までの頑張りは何だったんだ……。
口コミにも多いが最終の二巻では、打ち切りを感じさせるほど驚くほどあっけなく死んでいく。

そんなところが減点ポイント。

またザッハークの正体については自らが淡々と語るあたりがあっけなく微妙だった。王宮地下の隠された部屋に古文書が眠っていた……とかならより良かったかな。
アルスラーンとザッハークのサシの対決。わずか数行で方が付いてしまった。
予想通り、アルスラーンは死んでしまった……。

ピアスしてたんだ!

アルスラーンは特に才能という部分はなかったが、優秀な数多くの部下を従えた。ひとえに徳の力だろう。
王は徳で才あるものを治る。

その点、ヒルメスは本当に嫌いなキャラだった。何と言っても自分の復讐が何よりも優先され、周囲に不幸を撒き散らす存在だった。
コイツのせいで何人が死んだことか。ナルサスとアルフリードも死んだし……。

ザッハークは倒したが、決してハッピーエンドではなく、主人公は死にその他大勢の主要メンバーは死に、王都は王の後継者がいないため群雄割拠を迎える。

アルスラーンとエステルは結ばれて欲しかった。エステルの死因もまた何とも言えない。囚人が牢屋を破った際に檻が足に当たって、そこから化膿死してしまうなんて、なんてあっけない。。。

エステル、あんなところで死んじゃうなんて……
でも、最後はアルスラーンに死に目を看取ってもらえて良かったね

呆気ないを今回だけで何回使ってしまったんだ。。。

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