下記，岐阜大学(2021年)で出題された入試問題文です。

-------------------------------------

　芳香族炭化水素は，性状から反応性まで他の炭化水素には見られない様々な特徴をもつ化合物群である。
例えば最も単純な芳香族炭化水素であるベンゼンを，濃硝酸と濃硫酸の混合物と高温で反応させると「　A　」が生じる。

また，ベンゼンの水素原子1個がメチル基で置換されたトルエンを触媒を用いて「　ア　」すると，安息香酸が得られる。ベンゼンの水素原子2個がメチル基で置換されたキシレンには，メチル基の位置により3種類の「　イ　」異性体が存在する。

　キシレンの異性体の一種を「　ア　」すると，「　B　」が得られ，これを加熱すると，分子内で「　ウ　」が起こり，染料や合成樹脂の原料として用いられる「　C　」が生じる。

　芳香族アミンは，染料や顔料の原料として広く利用されている。最も単純な芳香族アミンであるアニリンは，実験室では「　A　」をスズ(または鉄)と「　エ　」で「　オ　」すると生じる塩に水酸化ナトリウム水溶液を加えると遊離するので，これを回収すると得られる。

　アニリンの希塩酸溶液を氷冷しながら，「　カ　」水溶液を加えると，塩化ベンゼンジアゾニウムが生じる。塩化ベンゼンジアゾニウムは氷冷下では安定に存在するが，5℃以上の温度になると水と反応して窒素ガスを発生させながら「　D　」が生成する。

　一方，氷冷した塩化ベンゼンジアゾニウムの水溶液に「　D　」を水酸化ナトリウム水溶液に溶かして「　E　」にしたものを加えると，染料になる橙色の「　F　」が生じる。


■問題
「　ア　」～「　カ　」にあてはまる適切な語句を答えよ。
また，「　A　～「　F　」の化合物名を答えよ。


※一部改

----------------------------------------------------


★「空欄に入る語句(解答)を入れた全文章」を朗読しています。


----------------------------------------------------


「入試問題を解き＋聴いて覚える化学」
は下記「自宅でできる受験対策ショップワカルー」で販売しております。

「入試問題を解き＋聴いて覚える化学　有機化学編」
https://lovestudy.thebase.in/items/51103475

「入試問題を解き＋聴いて覚える化学　有機化学編」
https://lovestudy.thebase.in/items/51104230

「入試問題を解き＋聴いて覚える化学」　お買い得セット商品
https://lovestudy.thebase.in/items/51138829

「入試問題を解き＋聴いて覚える化学」とは、『入試問題集(穴埋め、選択、マーク)』＋『その問題文を耳で聴ける音声データ(オーディオコンテンツ)』です。

まず、問題を解くことで理解度をチェックし、さらにその問題文を何度も聴くことで知識を定着させることができます。


問題文を朗読した音声データは『時間を有効活用したい！』という受験生のための画期的なツールです。

移動中など手が塞がっている状況や寝ころんだ状態、目が疲れているときなどでも勉強できることがなによりの利点です。


耳さえ空いていれば聴けるので、次の４つのシーンの「スキマ時間」の活用で効率的に勉強ができちゃいます。

１.通学などの移動中
２.散歩やランニングなどの運動中
３.就寝前
４.入浴中

何度も聴き流すことで自然と頭に入ります。

特に、毎日、寝る前に聴き流すことをおすすめします！