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入試問題文を聴いて覚える化学!山形大学(2021年)

脂肪族化合物,高分子化合物,糖類(単糖類、二糖類、多糖類
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下記,山形大学(2021年)で出題された入試問題文です。

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合成高分子の多くは石油からつくられるが,最近では植物由来の炭素資源からもつくられるようになってきた。その一つであるポリ乳酸は次のようにしてつくられる。まず,トウモロコシなどから抽出したデンプンを加水分解して「 ア 」とする。

 「 ア 」は,多数の「 イ 」基をもつ単糖類である。「 ア 」が乳酸菌によって乳酸発酵すると乳酸ができる。乳酸は,「 イ 」基と「 ウ 」基をもつためこれらが縮合して「 エ 」結合を生じる。

 乳酸が「 オ 」重合して,多数の「 エ 」結合によってつながればポリ乳酸となるが,この方法では高分子量のポリ乳酸は得られない。そこで,2分子の乳酸を縮合して,環化二量体であるラクチドとし,ラクチドの「 カ 」重合によってポリ乳酸が合成される。

 「 カ 」重合は,ε -カプロラクタムからナイロン6を合成する際にも用いられる反応である。ポリ乳酸は土中の微生物によって二酸化炭素と水に分解される。このような性質をもつ高分子を「 キ 」性高分子という。

 一方,「 ア 」を酵母菌によってアルコール発酵させるとエタノールが生じる。エタノールを脱水するとエチレンとなり,これを「 ク 」重合させるとポリエチレンができる。また,エタノールやエチレンはさまざまな化合物の原料となるため,これらを経由することで無数の化合物が植物から合成できる。
たとえば,エタノールを「 ケ 」するとAとなり,さらに「 ケ 」するとBとなる。

 Aはヨードホルム反応で陽性を示す物質である。一方,エチレンを塩素と反応させてCとしたのち,水酸化ナトリウムを用いて加水分解するとDが生成する。Dは自動車エンジン冷却用の不凍液や溶剤として用いられるほか,合成繊維やプラスチックの原料としても用いられる。


■問題1

空欄「 ア 」~「 ケ 」にあてはまる最も適切な語句を記しなさい。


■問題2

化合物A~Dの名称を記しなさい。


★「空欄に入る語句(解答)を入れた全文章」を朗読しています。


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