夜桜さんちの大作戦155「異変」

前回感想


「百に照準を合わせてーーー」
   「行き過ぎた愛に太陽はー」




 いや、待って、四週白紙にされたーーーーーー!!!!!
 週刊漫画は毎週どんな予想がつかないことが起こるかどきどきしながら待ってるわけですが、こんな大胆な展開にされるとは。
 先週六美と対話が欲しいなって書いたけどこんな強制着席求めてない…。
 先週夜桜一家の愛情はちょっと歪んでいて…て書いた次週に「行き過ぎた愛ー」ってあおり分見ると心にくる…これが血か…。けど、まあ先週書いたんですが、そのわだかまりを子供たちが乗り越えていっている中、父親は固執している。そういう対比なんでしょうね。

 みんなが洗脳された中、(おそらく)「万花繚乱」の力で正気に返った太陽。
 まさかの太陽vs百の万花繚乱バトルが兄と父の開花バトルより先に来るのか?!!え、でも、開花って万花繚乱より劣るんですよね?なのに、先にそっちやるの?と困惑したんですが、ここでちょっと万花繚乱の際咲く、「血桜」を振り返ってみたいと思います。
 この太陽や百から咲く桜「血桜」、そもそも「血桜」とは夜桜の文献でしか確認ができなかった物質で、(その説明は12巻作戦103で説明がされてますね)

 

 この「血桜」は細胞変化とエネルギーを伝播させる性質を持っていることが明言されており、太陽は皮下から「初代の特別なソメイニン」をぶち込まれつぼみとつながりを持ったことで万花繚乱を手に入れてます。
 この時の流れが、太陽に対し毒になるつぼみのソメイニンをぶち込まれて死にそうになる太陽→六美と感覚を共有することで鎮静化するって感じだったんですが。
 あれ?つい最近同じような状況になった兄いない?
 凶一郎失踪編の太陽が解毒するシーン。その原理は解明されていませんが、「血桜」を使ってエネルギーを伝播し、細胞を変化させることを「解毒」と言うのであれば、凶一郎は既に細胞が変化しているので、十分凶一郎が「万花繚乱」を得ている可能性はあるんですよね。
 つまり初開花&万花繚乱スーパー親子ゲンカ(海より深い殺意)が見られるということ????と式がつながった私は少し元気になりました。


 さて、凶一郎を除く姉弟が洗脳されてしまったわけなんですが、…食卓に並べているのは、作戦前の「そば打ち」回の対照なんでしょうね。ひどい話だ。
 並ぶ姉弟。ここで、気になったのが、六美の髪なんですが、白い一房の髪が染まっていなかったんですよ。
 これって、六美とつぼみのつながりで、六美がつぼみに浸食されている証なわけですが、六美が洗脳を受けてもなお白い髪を残しているって、これってつぼみが弱体していない証ではないかなと引っかかりまして…。
 なら問題になるのは、百はつぼみに洗脳されて今の状態にあるのか、つぼみに洗脳されているのとは別に狂気に走っているのか、ということです。
 ここは本当にどっちに転んでもおかしくないので難しいんですが、状況やいろんな人物の口ぶりからすると、今の百は洗脳ではなく、自身の狂気を暴走させていて、それを放っておかれているのかな、と見てます。
 百を放っている、客観としているのは、つぼみなり第三勢力なりのことです。ここら辺はおそらく、百のしている行為「夜桜洗脳」が自分たちの想いに反さないから高みの見物をしているんじゃないかと。


 今回「血桜」や「万花繚乱」について読み返していて、気づいたことがあって、皮下が太陽と面会した際こぼした、「あの女が正しかったか…」(12巻作戦100)という言葉の伏線がまだ回収されていないんですよね。
 この「あの女」が指す相手が零さんだった場合、いつ、なぜ、皮下にこの言葉を言ったのか、というのが重要になってきて、もし零さんがつぼみの身体を介して皮下と会話をしたのであれば、その意識がつぼみ(本体)に残っている可能性も決してないこともないのかなと。
 ソメイニンが本体である当主だからこそ、あり得るかもしれないなって。
 まだまだ考える余地がある可能性ですね。


 前回百がクソ野郎って話しようかなって書いたけど、本誌がそれ以上に大変クソ野郎だったので書こうとした内容集約したツイだけ置いておきます。



 

今回は激おこ太陽
「六美!」のシーンカッコ良すぎた

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