読書感想文『誰でも儲かる、わけがない 初めての不動産投資必勝ルール 罠を見抜いてお金を増やす』

副題として人口が大きく減る国での不動産投資ってそもそも無理ゲーのような気もしますがどうなんてしょうか?
前回取り上げた韓国ソウル

や台北などの出生率が壊滅的でも不動産は順調に値上がりをしてそうで出生率と不動産に明確な相関はなさそうですがどうなんでしょうか?

今回は日本における不動産投資を書いた著者の本を走りながら聞いたのでまとめたいと思っております。

まず大きな要約は著者が買うべきだと思う物件は「東京の23区から足立区などを抜いた18区でRC 1億以上 利回り6%」と極めてシンプルです(それ以外の不動産投資も多少書いてますが刺身のつま程度です)。上記を適切な時期に買うこととしています。
総論で言えば正論だと私は思います。
そして東京の23区から足立区などを抜いた18区でRC 1億以上 利回り6%を買えない時期や市場の動向ならそもそも不動産投資をやらなくて良いというスタンスです。2024年3月になって日銀も利上げを決定するというニュースも流れてますが、少なくても今の現状では上記のような条件の物件は結構難しいかRCでもかなりの築古駅遠め物件かと思います。1億円以上の物件を購入するにはそこそこの頭金2-3000万を通常いれる必要があり、条件が良い地主などを除いて頭金が不要な物件は業者の利益がふかされている物件だと論じてます(給与からの出だしになると言ってます)。

不動産投資は時期が重要で、2011年ごろに東京の不動産を購入できればかなりの確率で勝ち筋が確定するし逆に今はかなり勝ち筋が難しいと思うのです(総論的な話で恐縮ですし例外も多いと思うのですが)

不動産の魅力はレバレッジをかけれること=頭金の数倍の物件を購入できることですが、レバレッジは思惑と違った方向に働けば(思わむ空室リスクや大規模修繕費や地震等)マイナス数倍のレバレッジが自分に向かうことになりますので注意してくださいね。

まぁ不動産投資本は比較的好きなのですが、不動産投資をしていない私にとって不動産は酸っぱいブドウなのかの知れませんね。

不動産投資本を読むのは合格体験記を読むような面白さがありますが特に下記二つは面白かったです。


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