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クラス運営にもパレートの法則が当てはまるか?

出口治明さんの『「教える」ということ』を読みました。
そこで得たことを学校に当てはめてみて、
考えたことを書いてみようと思います。

何かを成すための4つのP
・目的purpose
・情熱passion
・それと仲間peer
・遊び心play

”4つの○”とか”3つの◆”といった、キャッチーなものって目を引くし印象に残る。
ウォルト・ディズニーの”4つのC”も有名ですよね。

夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約される。それは、「好奇心Curiosity」「自信Confidence」「勇気Courage」そして「継続Constancy」である

学習集団を導いていく上で、このようにはっきりとしたビジョンを示すことは大切。
私も、”4つの〜”を作ってみようと思います。

【部下との飲みニケーションをしてはいけない4つの理由】
①飲み会は就業時間外に行うものだから
②お酒が嫌いな人、飲めない人もいるから
③グローバルには、飲むのも仕事という風潮はないから
④公平性に欠くから
→好き嫌いに関係なく、部下と平等かつ公平に接するのが優れた上司(上司の感情は筒抜けになっている)

コロナ禍をきっかけに職場の飲み会も減ってきましたが、
ここにきて復活の傾向が見られます。
私もお酒は好きな方なので別に問題ないですが、
よくよく考えると、出口さんの言う通りだなとも思います。
飲みニケーションありきで人間関係を作ろうとせず、
オプションとして考えておくぐらいがバランスが取れていいかなと思いました。

リーダーが、「自分がこれだけ頑張って指導しているのに、横を向いている部下がいるのは許せない」と思い込んでしまうのが、一番陥りがちな誤解です。
「きちんとよく考えて指導したら、みんなに伝わる」と自分をオールマイティに考えること自体が間違いです。
アリの世界が典型ですが、集団が形成されると、2割・6割・2割の割合で3つのグループが形成されます。いわゆる「2:6:2の法則」です。
2:6:2の法則が正しいとしたら、組織の中に、「横を向いている部下が2割くらいいる」のはむしろ健全だと僕は思います。四世紀の歴史を振り返ってみると、全員を従わせたリーダーは、ヒトラーやスターリンなど少数の独裁者だけです。

やる気がある上位2割に仕事をがんがん与えると、中位6割の中から、「自分たちも頑張ったほうがいいのでは」と気持ちを切り替える社員があらわれます。中位6割のうち、半分の部下から信頼を得ることができれば、全体の5割を押さえたことになるので、御の字です。また、パレートの法則の教える通り、上位20%の働きが、実はチームのほとんどの利益をもたらすのです。
ただし、上位を中心に動かすとはいえ、マネジメントの原則は「フェアネス(公平性)」にあるのですから、上位であろうと下位であろうと公平に扱うことが基本です。部下それぞれときちんと同じ時間をとって面談するなど、フェアネスは徹底して遵守してください。

これを高校3年生の学級経営にあてはめるとどうだろうか?
40人学級のうち、上位2割(8〜10名)にどんどん進路指導をする。
そうすることで、彼らは受験勉強を頑張り、
中位6割の半分(15名くらい)も勉強を進めていく。
クラスの半分以上が、勉強に真摯に向き合う雰囲気を作ることで、
クラス全体が受験勉強を頑張るということか。
私の経験からも、あながち間違っていないように感じる。


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