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時代は変わった

いよいよ新年度がスタートします。
新たな出会いにワクワクするとともに、
緊張してしまう時期でもあります。

先ほど、新社会人への助言をテーマにしたラジオを聴いていました。
その人曰く20年前の社会人1年目にはほとんど家に帰らなかったとか。
確かに私も、土日も部活があったので、学校に住んでいるかの如く働いていました。
(その方が、家の電気代も安くつくしラッキー的な発想でした。)
でも、今となっては、そんなことを新人に求めてはいけないですよね。
「リーダーになったら知っておきたい12のこと」という本には、
次のような記述があります。

このように、社員にとっての仕事上の体験の価値はプライベートとの相対的なものにより決まり、それは個々人ごとに置かれている状況や感じ方は異なるのです。
もはや、部下の動機づけは仕事のことにだけ目を向けて行っていればよいという時代ではなくなりました。
部下の成長のみならず、置かれている環境や価値観、働き方に対する要望などに配慮して、上司は部下を適切にサポートしなければならないのです。
そして、チームの構成メンバーが「良い体験」で満たされていることが、活力ある職場の条件であり、それをつくり出すのは上司であるリーダーの責任です。
上司の世代にとっては、これを受け入れるのは難しい役割かもしれません。
自分たちが若い頃には、会社や上司から特段の配慮を受けることなく、必死でくらいついてきた人も多いでしょう。
長時間労働、単身赴任、自分の意向に合わない配置転換。
自らを犠牲にして、立場を手に入れたら、今度は部下に配慮することが求められる。納得できない人が出てくるのは、仕方がないことかもしれません。
しかし、時代と環境は変わりました。
もっと言えば、会社と個人のパワーバランスが変わったのです。

メンバーがWell-beingを感じることができる環境づくり、
これがリーダーの重要な役割であると著者は述べています。
そして、その対象は、仕事だけでなくプライベートまで含むのだと。
いやぁ〜、時代が変わりました。

メンバーのリーダーシップを引き出すには、リーダーはメンバーの最大の支援者でなければなりません。

●メンバーの提案が通るように、うまく援護する。
●自身の権限や人脈を使って、手助けする。
●プライベートな事情も含めて、個々人の悩みに向き合い、なんとかうまくいくように一緒に考える。

このように、壁を取り除いたり、一緒に乗り越えたりする姿勢が重要です。
その積み重ねにより、メンバーはリーダーに対して信頼感を抱くようになり、リーダーシップが発揮しやすくなるのです。
間違っても、リーダー自身が壁になることがあってはなりません。
リーダーはメンバーが直面する課題がどのようなことであれ、真剣に向き合うことが仕事です。
他者からすれば些細な問題に見えても、本人にとっては深刻な悩みであることはよくあります。
リーダーは、メンバーの大小様々な課題に1つ1つ向き合う真摯さが求められます。

「真摯さ」がキーワードであると著者は述べています。
これまでももちろんリーダーに求められていましたが、
今後は、さらに「真摯なリーダー」が求められる。
そして、その姿勢が「心理的安全性」のある良い職場づくりにつながる。
心理的安全性の高いチームの特徴は、

●ミスしても責められない。
●メンバーはチームのために問題や課題を提起し合う。
●人と違うことが受け入れられる。
●リスクを冒しても安全性が保たれる。
●メンバー同士が助け合う。
●努力に対して妨害する人がいない。
●各人の個性やスキルが尊重され活かされる。

であるそうです。自分のチームを振り返ると、
まだまだ足りていないところもあるように思います。
4月から、新たなチームビルディングを進めていくにあたり、
今一度、心理的安全性の高いチームを目指してみようと思います。

#リーダーになったら知っておきたい12のこと #Well-being #真摯さ #心理的安全性 #チームビルディング

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