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何でもないようなことを見直すことが、学校の幸せにつながるんだと思う

かつてトヨタ自動車が世界中を驚かせたことがある。それは、工場の一従業員にベルトコンベヤをストップさせる権限を与えていたことだ。問題があれば、それをいちばんわかっている人がストップをかけて、改善案を協議する。のちに“kaizen”は世界共通語にまでなった。

教員も、勇気を出せば学校のベルトコンベアを止められるか?

清掃は何のためなのか。教育的意義があるとしても、毎日実施する必要まであるのか。そんな観点での検討を進めた。日比津中学校では、サポートスタッフ(業務支援員)がコロナ禍からトイレ掃除などを支援してくれていることもあって、15分前後の大きめの清掃は週1回に減らして試行することにした。結果的には汚れがそうひどくなるわけでもなく、この方式で続けていけることになった。

本校でも、掃除時間を減らして、そこで会議をしている。

また、保護者などから疑義やクレームが来たときには、校長等もつらい立場だが、管理職が率先して説明すること、教職員を守ることも必要だと思う。言い出しっぺが損をするようでは、先生たちは安心してアイデアを出せないし、誰かがやってくれたらよいのに、という他力本願な姿勢になってしまう。

ほんと、それ。働き方改革は、管理職の覚悟の問題。


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