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行政は100点じゃないとダメなのか

それとどっちがいいかということですよ。役所がやるんだから、100点満点のものを使えというふうに叫ぶのは構わないけど、それは簡単にできない、ハードルを上げるだけです。結果的に何もできずに終わってしまう。全くできないのと、ああいうものがあるのと、どっちがいいのか。ああいうものでもいいから使いますという人がおられるんだったら、供用し続ければいいと思いますけどね。

この記者会見に対して賛同する声が多く見られた。
かくいう私も、行政の末端で働く人間として、
この記事を見て溜飲を下げたのを覚えています。
「100点じゃないとダメ」というマインドで仕事をしていると、
効率はどんどんさがってしまいます。
過剰なダブルチェックや、想定質問集作成など、
「これって本当にいるの?」という仕事はたくさんあります。
丸山知事のこの発言は、中央・地方に関係なく行政に対する見方を
変えてくれると期待していたのですが、大きくバズるほどではありませんでした。
残念なことではありますが、引き続きこのような発信を
しかるべき立場にある人たちにしてもらいたいと願っています。

一方で、この問題に対して、女性の視点から書かれた記事も紹介します。

私はこの授乳室の核心は、「みじめさ」にあると思った。そして「幅1メートルの段ボール箱に囲まれて授乳するなんて、本当にみじめだよね。子どもをもったからってなんでこんな惨めな思いをさせられるんだろうっていう思い、リアルに想像できて……。」とポストしたところ、「言い方が悪すぎる。機能面の欠点を挙げるだけで十分ではないか」といった批判を複数いただいた。
一方で、「その通りです。みじめに感じます」と賛同してくださる方もいた。「段ボールに囲まれて授乳することが“みじめ”だ」と言葉にすることが、どうもいろいろなひとの感情をかき立ててしまうようなのだ。

確かに、上からも覗くことができるし、素材が段ボールというのは、
授乳する女性視点からすると、「みじめさ」を感じることもあるかと思います。
その点は、もう少し想像力を働かせてもよかったのかもしれません。
せめて、上から見えないようにカーテンをかけるとか、できたかも。
それこそ、この授乳室を設置する計画段階で、
ヒアリングをしてみると良かったのかな?
(でも、それってさっき言った「効率」と矛盾している…。)


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