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産後3ヶ月で夫がコロナになった話①

産後入院中発熱したことにより、コロナを疑われ途中退院したその時から運命は決まっていたのかもしれません……。
生後3ヶ月の息子を生かすのに必死になっていたある日、夫はコロナの魔の手に落ちてしまいました。
宿敵コロナとの戦いが始まります。

※かなりしんどい時期だったのでちょっとネガティブな話も多いです。

コロナ発症1日目

発熱した夫

金曜日に飲み会、土曜日は久しぶりに会う友人と食事に行き、そも後は普通に過ごした夫。
日曜’の朝、熱があるかもしれないと言い別室にこもりました。
体温計で測ると38度近く……。
家にある解熱剤を飲むも、あまり効かず、熱は高いまま。
会社でコロナが流行っていたこともあり、夕方に抗原検査キットで検査しました。

結果は陽性!

唾液を採取するタイプの検査キットを使用しました。
唾液をつけた綿棒を薬液のはいった容器にいれ、揉みほぐしつつ搾り取るようにして綿棒を引き抜き、薬液をテストプレートに垂らすのですが、垂らして数分で陽性の所に線が出たそうです。
陽性だとすぐ出るんだなぁ……
妊娠検査薬も陽性だとすぐ出るしなぁ……
と思いながら私も検査したところ、幸いなことに陰性でした。
生後3ヶ月の息子に関しては採取が難しかったため、翌日に小児科で検査してもらうことにしました。

出張も多く、残業で帰りも遅かった夫。
しかも、家に帰ってからは私のために温めるだけでご飯が食べれるようにと、作り置きのご飯まで作ってくれていました。
それもあり、だいぶ免疫力が落ちていたのだと思います。

しかし、平日ワンオペだった私には、夫のいる土日は本当にやっと気を抜ける日だったので、一人で息子を見なければいけないという絶望感に苛まれていました。

部屋から出られない夫は、私にお願いをするしかありません。

けれども、

飲み会でコロナうつったんじゃないの?
ここから待機期間の1週間ずっとワンオペしんどい
なんでコロナになるの
といった負の感情に支配されていた私には、そのお願いにもイライラしていました。

流石に病人にそのイライラを直接言うことはありませんでしたが、

これから1週間ワンオペとはな…一生根に持つぞ

と冗談めかして伝えました。もちろん根に持ってませんよ!

アパートのため完全に隔離もできず風呂トイレは共用になるため、ホテル療養ができたらいいね〜とLINEで話していました。

コロナ発症2日目

ホテル療養開始

翌日、ホテル療養の許可が出たため夫は午前中にホテルへと向かいました。
ホテルは徒歩15分くらいの場所にありました。

ホテルの場所を聞いた私は

いいな〜!

が第一声でした。
今思えばだいぶ無神経でしたね……。
しかし思わずそう言ってしまったのには理由があるのです。

そのホテルは観光客向けの、まあまあいいホテルだったのです。
客室が綺麗なのはもちろん、夜はちょっといい夜景も見れるのです。
そんなところ無料で泊まれるの? いいな〜!
と純粋に思いました。

できることなら私も泊まりたい。

夫からすれば可愛い息子と離れるし、仕事は休まなきゃいけないしでいい事ではなかったのですが。

息子は陰性!

午後に小児科で息子の抗原検査をしてもらいました。
PCR検査はすでに回収業者が来ており、明日提出になるとのこと。

鼻の奥の粘液を採取するタイプだったのですが、息子は大泣きでした。
あれ、痛いよねぇと息子に声をかけていると、先生も、そうなのよ痛いのよと息子を慰めてくれました。

別の時に同じタイプの検査をしたのですが、毎回涙が出ます。
鼻血もついていたので、本当に相当痛かったと思います……。小さい体でよく頑張ってくれました。

そんな息子は、何するんだよと言うかのように、うえっうえっと結果が出る15分間ずっと泣いていました。

結果は陰性。
しかし身内に陽性者がいることもあり、やはりPCR検査も提出してもらうことに。

私も陰性で、息子も陰性。
感染力激弱コロナなのでは? と思いながら帰宅しました。

ちなみに夫と飲みに行った人&土曜日会った友人も陰性でしたので、感染力が強くないタイプだったのではと思います。

ひとまず、高熱出しながら一人で育児という最悪のルートの可能性が低くなったことにホッとしました。

濃厚接触者に関しては不要不急の外出を控え、5日待機、しかし陽性者との最終接触日から2日目3日目に抗原検査で陰性なら3日で待機解除とのことだったので、抗原検査を薬局で買って帰りました。

息子が陰性だったことを夫に伝えると、とても安心したようでした。
息子の写真をいつもよりたくさん送りました。

夜にはテレビ電話で息子の様子を見てもらいました。
息子もじーっと画面を見ていたのが可愛かったです。

夫は薬を飲めば37度台まで下がりますが、飲まなければ39度まで上がりました。
感染力は弱いけど症状は結構出るんだなぁ。免疫力って大事だなあと当たり前のことを思いつつその日は比較的穏やかに終えることができました。

待機期間中に決めたこと

5日間、下手すればそれ以上、母や義母の手を借りることはできなかったため、私は絶対に無理しないことに決めました。

私が無理をして倒れたら、誰が息子の面倒を見てくれるのか。
私が倒れたら、息子はお腹を空かせてずっと泣き叫ぶ事になる。
だから絶対倒れない! と思いました。

それまでは、お風呂は20時までに入れて、20時以降は電気を消して寝かしつけをすると決めていました。

そのおかげか、息子は生後2ヶ月くらいから5時間ほどまとめて寝てくれていたのです。
でもその時は、睡眠サイクルが崩れてもいいから私の体力を優先する事にしました。

結果、その1週間後、睡眠サイクルが崩れたのか2時間ごとに起きるようになりましたが、このときは無理をしなくて本当に良かったと思います。

このときに限らず、世話をしてくれる親がいてこそ子供は生きて行けるのだから、親の健康第一!と思えるようになりました。

次の話


待機期間中の話はゆっくりですがまとめていこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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