[4]【本】「熱帯」森見登美彦
今日は本紹介します。
(テスト期間ゆえ短文で終わるテーマ持ってきました😇)
森見登美彦さんの「熱帯」です。
前半の要約としては、
「熱帯」という未だかつて誰も読み切ったことのない本の秘密を明かす冒険譚。
いたって普通の(でも森見さん独特の文体や言い回しがものすごーーーく魅力的な)お洒落おもろ物語。
そして後半の要約は、
「カオス」
この一言に尽きます。
この作品をそうさせている1番の特徴は、
語り手が入れ子構造的に入れ替わっていくということ。
初めは主人公の一人称視点で記述されていくのだが、途中から作品の登場人物の回想のターンになり、その登場人物の回想に出てくる登場人物の手紙のターンになり、その手紙の中に出てくる登場人物の思い出話のターンになり…ということが延々続く、ということである。
?????
よく分からないでしょう。
読んでいても分からないです☺️
ただ、私はこの厚さ3cm以上あるボリューミーな本を一気に連続2回読破するくらいには虜になりました。
最後まで意味もわからないのになぜそんなに惹かれるのか。
この本の魅力は、この作品の世界観への没入させる力が物凄いこと。
「読んでる」より「体験してる」って言った方が私の感覚としては近いかも。
作品の世界観もふわふわしててよくわからないんだけど、その感覚が心地いいんだよね。
その感覚を共有できる人いたらめちゃ嬉しいです。
私がこの「熱帯」という本を読んでいるという行為ですらも、この作品の伏線になってたりする…
みたいな作り混み具合が没入感増し増しにしてるのだと思います。
超面白いので(急に語彙力)
ぜひご一読あれ〜〜〜〜〜
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