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気の働きは、すべての生命活動の推進と温めることです。
すべての基本となる概念となります。

気の生成


腎にある生まれ持ったエネルギー「先天の気」、脾胃では飲食物から得られた栄養や水分「後天の気(水穀の精微)」、肺には呼吸によって取り込まれた「天空の清気」、この3つが気の源です。
ここで生まれた気は身体のどこにあるかによって呼び名が変わります。
胸中(心・肺)では宗気、脉中で営気、脉外で衛気、腎では原気と呼ばれ、気は全身を巡ります。

気の主なはたらき


①推動作用
気血水を流し、生命活動を推進する作用です。
気は血・水を動かす作用をもつということで、
気が0になる→血を動かせない→動けない
最悪死んでしまします。
ドラゴンボールで気を消失したとき、HUNTER×HUNTERにて念(気)の消失した際には、推動作用が低下した状態なので息切れし、最悪死んでしまいます。
特に怪我もしていないのに倒れたり死んでしまうのは、気の消失による推動作用を失った結果です。

②防衛作用
外邪から身を守ることです。
外邪とは病原体や自然環境変化のことで、外邪の性質によって風・暑・湿・燥・火・寒の6つに分かれます。
それから守るのが気の一種である衛気。
HUNTER×HUNTERにて天空闘技場200階でのやりとりを読みましょう。
ヒソカの念(邪気)にゴンとキルアが対抗した念が「衛」にあたります。

③温煦作用
身体を温める
気は陽の働きを持つ熱源であり、その熱を全身に送りだす作用(血や水を各臓器に送る)を持ちます。
元気がなく活動的でない方は、冷えを訴える気虚の方が多くみられます。

④気化作用
物質を変化させる。
気→血、血→精、水→尿
このように気血水はいろんな物質に変化します。
例えば、脉中で営気の一部が津液と混じり合い、赤い営血に変化する(気+津液=血)。これが気から血への変化です。

⑤固摂作用
引き締めて漏れ出るのを防ぐ機能のことをいいます。
具体的には
・血液が漏れるのを防ぐ
・汗をかきすぎるのを防ぐ
・尿漏れを防ぐ
身体にとどめる力を固摂作用といいます。

まとめ


ドラゴンボールやHUNTER×HUNTERのように気を操る漫画を読むと、東洋医学と通じるものがたくさんありますよね。
といってもずいぶん昔に読んだ漫画なので、時間があれば読み直して記事の追加・修正をしてわかりやすく書こうかと思います。

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