2023-24 ブレイブルーパス東京のプレシーズンマッチを見に行こう
2023ラグビーW杯フランス大会に沸いている最中ですが、来季の試合日程が公表され、いよいよシーズン開幕が近づいてきました。プレシーズンマッチ(以下、PSM)を実施しているチームも出てきた中で、ブレイブルーパス東京もPSMの日程が公表されました。今回はPSMの個人的見どころをまとめていきたいと思います。
PSMについて
PSMの概要
開催時期:例年シーズン開幕3ヶ月前頃〜開幕直前
試合数:5-8試合程度 ※チーム方針やその年の日程等による
開催形式:ホーム/ビジター 前後半40分ハーフが多いが、たまに変則的な時間配分(30分×3回など)の場合がある。
観客有無:有観客と無観客(非公開)がある。ブレイブルーパスは2022年ホーム(主催)試合を有観客で開催している(有料席と無料席がある)
オンライン配信:有る場合と無い場合がある。ブレイブルーパスは2022ホーム(主催)の試合ではオンライン配信は無し。ただしビジター試合はホストチームによってはオンライン配信やアーカイブ配信有り。
PSMはリーグ戦に向けた準備を目的としてシーズン開催前に実施されます。シーズン開幕前の約2-3ヶ月前からリーグワンの他チーム(Div不問)等と開催し、実戦レベルで準備を行います。開幕まで1ヶ月以上期間がある時期は若手や新加入メンバー、練習生などが中心に出場し、残り1ヶ月を切ると開幕戦に備えて主力選手も含めて試合が行われることが多いです。
今年は現時点で10月に2試合、11月に3試合予定されている中で11月11日のシャトルズ戦までは若手を中心に多くの選手が出場することが予想され、11月18日サンゴリアス戦、25日スピアーズ戦はW杯出場組も合流してスタメンクラスも出場することが予想されます。
またPSMでは一つ一つのプレーやセットピース、戦術、連携などチームが目指す戦い方が出来るかということが主題であり、シーズン中ほど勝ち負けは意識されません(とはいえ勝利するに越したことはないですが!)
観戦するファンも試合結果に一喜一憂する感じではなく、気持ち的にはゆっくり観戦できます。推しの選手がいる方はその選手に釘付けになっていてももちろん問題はありませんし、PSMの機会に相手チームの選手をじっくり観察するのも良いと思います。
なおチームにもよりますが、ブレイブルーパスは従来の選手登録人数23人を超えてPSMに出場させることが多いので、より多くの選手のプレーする姿を見られるのが楽しみの一つです。
PSMはコロナ禍で長く無観客開催が続いてきましたが、昨季から有観客開催も増えてきています。すでに10月14日の三重ホンダヒート戦は有観客開催が決定しているので、予定が合う方はぜひ一度見にきてください!(宣伝)
詳細はこちらから↓
2022年PSMの様子
文言だけだと分かりづらいので、2022年PSMの様子を公式HPよりご紹介します。
PSM当日は試合開始1.5時間前に開場します。(自由席なので良い席を狙う人は早く行く必要あり)
東芝府中グラウンドの最寄駅であるJR北府中駅からグラウンドまでの間にコンビニなどはなく何かと現地調達しづらいので、観戦する人は事前準備してからの移動をオススメします。
チームグッズの販売やキッチンカー、ラグビー体験のイベントブースなどが出るので気になる方は、ぜひ試合開始までにチェックしてみてください。ウォームアップや施設を眺めているとあっという間にキックオフの時間になります。2022年はグッズ販売や体験イベントブースにノンメンバーの選手がいて、写真やサインに応じてくれることもありました。
個人的見どころ① 新加入選手・留学経験選手
さて今年のPSMですが、まずは新戦力各選手のプレーが楽しみです。
※新加入選手については良ければ以下の記事をご参照ください↓
W杯に出場しているフリゼル選手、モウンガ選手は合流前ですが、他の選手は全員合流して練習を行なっているのでケガなどがなければ試合に出場すると予想されます。
トッドHCは就任初年(2019-20)にその年のルーキーだった桑山聖生選手やシオネ・ラベマイ選手(現サンゴリアス)を開幕戦でスタメンに抜擢して府中ダービーに勝利しましたし、近年では入団して間もない小鍛冶選手、松永選手、ワーナー選手、木村選手、原田選手などの若手を積極的に起用しています。
そのため、新加入選手であってもしっかりアピールできれば十分にスタメン入りする可能性があるので、PSMではそんなダイヤの原石を見つけてチェックするのも楽しみの一つです!今年もキラリと光る選手が出てきてほしいです☺️
ちなみに、マレコ選手、ラウシー選手はバックローで出場する可能性が高そうです(公式Xのポストから)。新加入選手の記事でも書きましたが2人の活躍はかなり楽しみです!
また、この夏にニュージランドに留学していたSH髙橋選手、SH杉山選手、CTB森勇登選手の3選手は留学経験を経て成長した姿を見るのが楽しみです。SHは人数が手薄なので(まだ追加補強もあるかも?)、髙橋・杉山両選手にはとても期待しています。森選手もBK陣の選手層がだいぶ厚くなっていますが、NZではSO,CTB,FBと様々なポジションで出場しており高いユーティリティを備えている良い選手なので要注目です!
その他の選手もPSMで活躍してメンバーの座を掴みたい選手ばかりだと思うので、一人一人の熱いプレーは必見です!
個人的見どころ② セットピース・キック・ディフェンス
次にややマニアックな視点で、自分がどこを見ようと思っているか書いてみたいと思います。
本Noteでは何度か引用していますが、来シーズンに向けた改善点としてセットピース、キックの使い方、ディフェンスが挙げられており、強みの自分達のアタックへ繋げるためにどのような改善を試みてきたのか、という点に注目しています。
セットピース
PSMは選手が入れ替わり立ち替わり交代するのでスクラムやラインアウトといったセットピースを構成するメンバーも順次入れ替わります。実際の試合ではあまりないことですが、誰が出場しても一定水準以上のプレーが出来ることが理想だと思いますので、80分を通じて相手を圧倒する接点無双のセットピースを展開できるか注目です。
また昨季良かったスクラムからのサインプレーを用いた展開や、ラインアウトにおいてショートサイドやロングスローを使ってバリエーションをつけるアタックには引き続き見どころだと思います。
そのためセットプレーの時もBKから目を離してはいけません👀
キック、ディフェンス
キックについてはマイボールか相手ボールかの違いもありますが、個人的には自陣から脱出する時のキックとその後のチェイスに注目しています。ディフェンスにもつながることですが、できれば自陣からイグジットした後にボールを再獲得したいですし、せめて簡単に再ゲインされないようにしたいので、キックの質もさることながらキックに反応する選手たちの動きを確認したいと考えています。
またアタックでは、オフロードパスや細かいパスのつなぎで相手を崩してゲインするのが現在のチームスタイルですが、ショートパントやオープンスペースへのキックも多用するのか、といったところも確認したいと考えています。あらゆるキックの名手であるモウンガ選手が加入するので、キックをどのように戦術にインストールするのか楽しみです。
ディフェンスは相手の出方によるところもありますが、1対1の場面では簡単に負けないでほしいなと思っています。また簡単にペナルティを犯さないように規律の部分はなんとか維持してほしいですね。ここはチェックというより、プレッシャーを受けるような厳しい局面では選手の力になれるようしっかり応援をしたいと思います🔥
むすびに
PSMについては以上になりますが、追記事項があればこれから順次書き足していきたいと思います。
ブレイブルーパスのPSMはオンライン配信がないので、日程がある方はぜひグラウンドで選手たちの勇姿を見届けましょう🐺
新シーズンの始まりが楽しみです!
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