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あなたは説明できる? FRBの役割

みなさんこんにちは!

今回はFRB 連邦準備理事会と連邦準備制度について解説します!

株や為替を語る上で外せないFRBとはどんな組織なのでしょうか?

以下で詳しく説明します!

FRBとは

連邦準備制度(以下、フェデラル・リザーブ)は、アメリカ合衆国の中央銀行システムとして、1913年に連邦準備法によって設立されました。その役割はアメリカ経済の安定と金融システムの円滑な運営を確保することで、国内経済の安定化と持続的な成長を目指しています。つまり、日本の日銀のような役割です。
フェデラル・リザーブの重要な要素として、以下の点に焦点を当ててみましょう。

金融政策の制定と監督

連邦準備理事会(Federal Reserve Board)は、合衆国大統領によって任命される7人の理事から成る組織です。理事会は金融政策を決定し、金利や貨幣供給量を調整することで、物価安定と雇用の促進を目指します。経済の状況に応じて、金融政策を適切に調整することが求められます。最近ニュースによく出るパウエル議長はこの理事会の議長なのです。この7人の理事は金利に対してそれぞれ異なった意見を持っており、金利を高く引き上げることを主張する理事のことをタカ派、逆に金利を低く設定することを望むのをハト派と言います。

地区連銀の役割

アメリカ合衆国を12の地区に分け、各地区に連邦準備銀行(Federal Reserve Banks)を設置しています。これらの地区連銀は地域経済の状況をモニタリングし、地域の金融機関から預金を受け入れ、金融サービスを提供します。また、地域の経済状況を理解する上で重要な情報源となります。
この役割は日銀とは違っていますね。

連邦オープンマーケット委員会(FOMC)

:連邦準備制度の中心的な意思決定機関であるFOMCは、連邦準備理事会の理事と地区連銀の総裁から構成されます。FOMCは定期的に開催され、金利の設定や金融市場への介入を決定します。経済の状況に応じて、適切な金融政策を実施するために重要な役割を果たします。FOMC議事要旨には金利を引き上げる、もしくは引き下げるなどの重要なことが記されているので市場関係者はFOMCに常に目を光らせているのです。そして、委員会メンバーは金利に対してそれぞれ異なった意見を持っており、金利を高く引き上げることを主張するメンバーのことをタカ派、逆に金利を低く設定することを望むのをハト派と言います。双方の意見を聞いた上で、金利を決定するのです。

金融機関との関係

フェデラル・リザーブに加盟する金融機関は、預金を連邦準備銀行に保管し、一定の預金準備率を満たす必要があります。これにより、連邦準備銀行は金融機関に対して必要な流動性を提供し、経済の安定を支える役割を果たしています。

フェデラル・リザーブは、アメリカ経済における重要な経済政策の策定と実行を担当しています。世界経済にも大きな影響を及ぼすことから、経済学者や投資家、企業、政策立案者などは、フェデラル・リザーブの動向と意思決定に常に注目しています。経済の変動や金融市場の不安定性に対処しながら、フェデラル・リザーブはアメリカの繁栄と経済的な健全性を確保するために不可欠な存在となっています。


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