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看護師の経験を一新するようなお仕事

透析をするためにはシャントという透析専用の血管を片腕に作ることになる。

1回の透析にかける時間は4〜5時間
1分間に200mlの血流量が必要であるから、普通の血管では血流量が足りない。

そのためには
・人工血管を埋め込む
・静脈と動脈を繋ぐ
などという手術が必要となる。

手術をすることで、透析ができる血流量を確保できる血管となる。人間の体とは本当にすごいと思う。

私が透析室勤務を始めた時に、「透析後の止血をきちんとしないと天井まで血液が噴き上がりますからね!」と先輩に言われた。

噴き上がる?
ホントに噴き上がるの?血液が噴き上がる場面なんてなかなか見ないよねって思ってた。

ある日、透析終了後の止血をしていた。
少し綿球が針穴からズレただけで本当に血液が天井まで噴き上がった。

その血液は噴き上がったあとに患者さんの顔に降って来た。

「あれ?はるみさん?なんか降って来たよ。」と患者さん。

本当に噴き出した!!!
患者さんの血まみれの顔に驚く私。

透析は特殊です。
今までの看護師の経験を一新するような仕事でした。





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