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人はこのごろ、流されている…(2002年11月25日著書)

メディアの誇張された取り上げ方やとらえ方で何とかどこかの枠に入れたがる。
そんなメディアに作られた流行りや喜びや笑い・・・メディアが作ってしまう「普通」とは?
みんなと同じが好きなお国柄ですので、気が付かない間にマインドコントロールされ、人は、何事にもスレてしまっているような気がします。
度が過ぎないと面白くない、ドキドキしない・・・、
外食に慣れっコとなってしまって濃~い味でないと美味しくない・・・
遊びも、趣味も創られた娯楽設備でないと楽しめない・・・
何でも手に入るが、すぐ飽きてしまう・・・
与えられた生活に育ち、こっちから与えられない、探せない。
作られた、ヤラセ物や設備がないと始まらなくなってしまっているのでは?

それはもう現代病かもしれません、それがいいことであれば全然OK!
しかし、繊細な感受性は何処に行ってしまったのか??
天然、素朴、薄味、の「微」から、人工、大げさ、濃厚、の「激」までのメリハリがあって欲しいモノです。

戦後の経済急成長の背景には、核家族が進み(色んな意味でここが問題な気がする)働いてばかりいる父や母を見て育った。
しかし、いつの間にか、家族のコミュニケーションがおろそかになり戦後の2代目・3代目の子供達は親から何も教えられてない、親も家族のため一生懸命働いて来たはイイが、何か子供に伝えはぐっている。
そこで育った方々が今親になっている、その中にはオトナになりきってない、まだわがままな未熟者がさらに子供を作っている、いわば子供が子供を作っている現象で怖いです。
どうしてそうなったのだろう・・・・??
自由奔放と言って野放しの子育てで、勝ったり負けたり、何かを達成する、モノの見方、考え方を家族や友達、クラスなどの中でそれらを学ぶチャンスが無い・・・??
無責任で、自分さえよければいいとか、野心・野望、我慢・努力もない先見の目がない、発想が乏しい、すぐ飽きる。
皮肉、けなし、批判がウケる・・・これで良いのか?この先はどうする?


時代のハヤリモノも以前からすると、とてもサイクルが早くて、3年から持って5年??って言うハヤリモンはざらです、そこに、ここぞとばかり大金投資して元が取れなかったり、次への発想が浮かばなかったりで、コケて
行った人たちを多く見てきました。
豊富すぎた使い捨ての時代から、今度は、モノでなく人間になって行くのでは?平和すぎて本当の平和を見失っているのでは?
やっぱり人はどんなに便利になって、人の能力を越えるデジタル時代でも感性や、繊細さ、センス、寛大さ、懐が深い、遊び心は、・・・などは機械には真似の出来ない人間の良さ、何処に喜びと幸せが末長く感じていられるかを求めるとやはり一人一人の個性や感受性を尊重し、廻りに無理に合わせるわけでもなく無理に違わなくてもイイと思います。
仕事であれ、趣味であれ、遊びやスポーツであれごく自然に他人の目を気にせず「イイ」「楽しい」「集中できる」と感じるモノに打ち込めれば、それが普通で自然なのでは・・・??

もちろん中には、背負っているモノも、年齢に応じて大きくなってきますので「このご時世そうも言ってられないよ~!」と言う人もいるでしょう。
もうここまで来たら、なすがまま流されるまま、振り返ったところで時間は戻らない・・・・と言う方もいらっしゃっるでしょうが?
しかし、今からでも、自分と向き合って、人と向き合って「自信」「個性」「こだわり」をどこかに出そう、持とう。
それが、イイ人に思われたくてみんなに合わせ、流行と時代に流されいつも何かに、なびいている・・・・
「ああそうですか、みんなどうしてる?じゃ、今度はそっち・・??」みたいな「今それが儲かるんだぁー・・・??じゃ、それやってみよっ・・・」みたいな
それでは、世の中カブリまくり仕事も人も似たり寄ったりなモノであふれかえってしまいます。商品は安売り合戦やら、デフレが起きるのでは?


その辺、自由の国○○○○は、個性とか馬鹿さ加減の自慢です
「お馬鹿ですでもここまで出来るんだぜ!!」・・・みたいな、そこから、また違った目で見つめる人がいて、批判したり、感心したり、僻んだり・・
「じゃ俺はこっちで攻めよう」とか、「こういうやり方もあるんじゃん」を模索します。
そうしてどんどん、お馬鹿や失敗などから発展や、新発想が誕生するのではないでしょうか?
やってみたいけど、笑われるとか、馬鹿にされる・みっともない・・・
負けず嫌いが蘊蓄語っちゃって、 変なプライドを持った方が多いが、そんなプライドなんか邪魔!!
知らなければ、人に聞くとか、出来なきゃ人に教えてもらってどんどん成長することが先決です、集中できるモノに、まずは、信念を持ってぶつかって欲しいモノです。
やっぱり、「案じるより、産むが易し」です。


当ショップには、色んなお客様が色んなカスタムの相談をしに来ます。
とても変わったモノや斬新・ユニークな相談もとても多く、やっぱり、
そう言うこと考える人も居るんだぁー・・・と言う感じです。
そこでお客さんの中は、その夢のモノを創る為に今まで以上に頑張り、いつの間にか今まで以上に稼ぐことを覚え、それが今後の自信に繋がったと言う方がとても多いです。
人にやれと言われてる時は、成長がなかったのに 面白いモンです男は。

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