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『わたしたちの本』~5000年前から、わたしたちへ~リテラ探求学習研究レポート
本を読むのが大好きなM・HさんとT・Hさんは、協力して「本」の歴史を調べたり、世界に一つだけの豆本を作ったりしながら、自分たちと本との関わりを深めていきました。
この研究をしたのは、ともに新小学3年生のM・HさんとT・Hさんです。
■プレゼンテーション動画
■リテラの先生からのコメント
お二人の大好きな本について、協力して研究をし、まとめていくことができました。
長い長い歴史の中で、身近に本があふれているこの社会に住んでいることを、とても幸せに感じました。
これからも、たくさんの本を読んでもらえたら嬉しいです。
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■テキスト資料
みなさんは、本が好きですか。
私たちは、本が大好きです。
家にいっぱい本があって、いつも読んでいます。
リテラでも、本を見ているうちに、本はすごいんだなと思いました。
今回のけんきゅうでは、ふたりで話し合って、本のれきしや作り方をしらべることにしました。
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本は、なぜあるのでしょうか。
それは、大切なことを、せいかくに、ずっと先まで伝えるためです。
二千数百年前、エジプトの人たちは、パピルスという植物で作ったパピルス紙で、まきものを作りました。
パピルスはパピルス草のくきです。
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パピルスは折り曲げに弱いので、つなげて巻物にしました。
こだいエジプトでは、ヒエログリフという文字を、パピルスに書きました。
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きげんぜん2世紀、エジプトのアレクサンドリアにあった図書館には、50万とも100万とも言われる巻物があったそうです。
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おなじじだい、今のトルコにあった、ペルガモンという町も、大きな図書館を作ろうとしました。
それを知ったエジプトの王様は、かんかんにおこって、パピルス紙をペルガモンにあげるのを中止しました。
そこで、ペルガモンのひとたちは、ヒツジやヤギの皮から、紙をつくりました。
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これを、羊皮紙と言います。
羊皮紙は、時間がたつとかたくなってしまうため、巻物には向いていませんでした。
羊皮紙は、うらとおもてに、なめらかでこまかい字が書けます。
また、折りたたんでとじることができます。
そこで、本の形が生まれました。
羊皮紙は、1500年以上つかわれました。
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アジアでは、ヤシ科の木の葉で本を作りました。
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中国では、木や竹のふだに字を書いて、ひもでまとめ、木簡という本にしました。
しかし、重くて大変だったそうです。
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2世紀ごろ、中国で、蔡倫が、紙の作り方をくふうしました。
原料をくふうし、石うすでそれをくだき、すのこですいて、作りました。
この紙の作り方は、かくちに伝わり、7世紀になると、日本でも、紙がたくさん作られるようになりました。
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しかし、ヨーロッパに紙の作り方が伝わるには、1500年もかかりました。
15世紀になって、ヨーロッパでも、羊皮紙にかわって、紙の本がつくられるようになりました。
そのころ、ドイツのグーテンベルクが、活字によるいんさつを考え出しました。
一文字ずつ作ったなまりかつじを組み合わせ、ぶどうしぼり機から思いついたプレスしきいんさつきを使って、紙にすりました。
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このやり方で、1450年ごろから、聖書のいんさつが始まりました。
その後、50年でヨーロッパ中に広まりました。
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私たちも、リテラで、ミニ本を作ってみました。
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まず、本の中身になる紙を切ります。
私は、写真が印刷された紙を選びました。
私は、何も書かれていない紙を選びました。
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次に、折り紙を2枚選びます。
これが、表紙と裏表紙になります。
私は、桜のもようにしました。
私は、シンプルなデザインにしました。
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それから、折り紙に四角を書きます。
これが、本の裏表紙になります。
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そして、切ります。
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次に、ページをのり付けします。
開くページにのりをつけないように気をつけます。
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それから、表紙になる折り紙に、3つの四角を書きます。
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そしてそれを、厚紙にはって、表紙を作ります。
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次に、しおりと花ぎれをつけます。
花ぎれは、背表紙の上と下につけるちいさなかざりです。
花ぎれは小さいので、つけるのが難しかったです。
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これで完成です。
最初はかんたんだと思っていたけれど、難しくてびっくりしました。
すこしずれると、ページがうまく開かなくなってしまいます。
もっと、いろいろな本を見てみたいです。
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今回の研究を通して、本は、5000年も前からあることを知り、びっくりしました。
歴史の中で、いろいろなことが起こりながら、今の時代に近づいて行くのが面白かったです。
みなさんも、本に興味を持っていただけたでしょうか。
ぜひ、本を手に取って、読んでみてください。
これで私たちの発表を終わります。
最後まで聞いてくださって、ありがとうございました。
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■研究の振り返り
◇これはどのような作品ですか?
本の歴史や作り方を研究しました。
◇どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
この発表を聞いて本についてくわしくなってほしいからです。
◇作品づくりで楽しかったことは何ですか?
ミニ本をつくったことです。
◇作品づくりで難しかったことは何ですか?
本づくりで小さな花布をつけたことです。
◇作品作りを通して学んだことは何ですか?
本は5,000年も前からあることを知って、本はすごいんだなと思いました。
◇次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
発表の時に声をもう少し出したい。
◇来年、研究したいことはありますか?
まだ決めていません。また二人で共同研究をしたいです。
◇この作品を読んでくれた人に一言
読んでくれてありがとうございます。もっと本に興味をもっていただければうれしいです。
この記事を書いた生徒さん
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