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『声優になりたい!!』~声のお仕事~

声を商売道具としてエンターテインメントから公共機関まで、様々な分野に携わる声優の仕事について、実際に声優として働いている方にインタビューをして調べました。

この研究をしたのは、新中学3年生のK・Tさんです。



■リテラの先生からのコメント

今回は、実際にさまざまな声の仕事をされている方にインタビューをして、アドバイスをいただくことができました。
実際に仕事とされている方の言葉を聴くと、説得力がありますね。
小梅さんのよく通る透明感のある声は、声優という夢に、ぴったりだといつも思っています。
これからもさまざまな経験を糧に、小梅さんの強みを磨いていきましょう。

■テキスト資料

皆さんは普段、アニメを見ていますか?
私はアニメが好きです。
あるインタビューで『鬼滅の刃』の竈門ねずこを担当する、鬼頭明里さんが話していたのを見ました。
ねずこは、セリフのほとんどがうなり声なので、うなり声で表情を出すというところが大変、と鬼頭さんは言っていました。
私は言葉を使わずに感情を表現するということに感心しました。
私も声優をやってみたいと思いました。


そこで、私は声優の研究をすることにしました。
これは声優の仕事内容です。
声優の仕事はアニメーションに声をあてるだけではありません。
他にも番組やCMなどで進行などをするナレーション、海外映画やドラマの吹き替え、駅やテーマパークなどの音声案内などがあります。
声優は、自分の声を使って表現活動を行う俳優です。
昔は裏方というイメージが強かった職業ですが、最近ではテレビ番組の出演などが急増し、それと同時に声優という職業の認知度や憧れ度もアップしています。


そこで私は歌手や作詞、CMナレーション、声優など幅広く声の仕事をしている五阿弥ルナさんにインタビューをしました。
今回は、時間が限られているので、その中から、3つの内容を紹介します。


はじめに、どのようなきっかけで声優の仕事をやりたいと思ったのですか、という質問についてです。
五阿弥さんは次のように答えてくださいました。


幼少期から「音や声」に理由なく惹かれていて、小学校低学年の頃には、ラジオ付きのカセットテーププレーヤーを片手にありとあらゆる生活音や自然音、自分の声などを録音して楽しんでいました。


「音や声」への興味は、必然的に私を「歌」へも向かわせていました。
仕事としては、大学在学中から始めたシンガーの活動が先だったのですが、その中でCM曲歌唱の仕事がありました。


CMの仕事では、サウンドロゴやナレーション、セリフといったような、「声優」的なお仕事も増えてきました。
ここで初めて、仕事として必要に迫られると同時に、幼少期に抱いた興奮の感覚を、ふつふつと思い出すことになります。


「声優を仕事としてやろう!」としっかり思い立ったのは、この時になります。その後、養成所のオーディションを受けました。


私は五阿弥さんのような幼少期の経験が声優に繋がることにおどろきました。
また、私は中学生になってから声優に興味をもちましたが、五阿弥さんは、いろいろな経験をしてから志されたのだと思いました。
次に仕事のやりがいを感じるときはどんな時ですかと質問しました。


大きく分けて2つの場合がありました。
まず、役者として「良い芝居」ができた時です。


たとえば、役者同士で心を動かし合ってリアルな掛け合いができたときや、映像に命を吹き込み一体化できたとき、総じて、作品のカンパニーみんなで良い作品を作り上げられたときです。


次に、作品を見てもらえたときです。
例を挙げると、作品がオンエアされ、人の心を動かすことができたとき、命を吹き込んだキャラクターが、誰かを勇気づけたり、また誰かに愛してもらったりしたときです。


私は声を当てているときにやりがいを感じるのではないかと思っていました。
しかし、「作品を見てもらうとき」ということに納得しました。
私も、バレエやリテラの発表会の時に、拍手をもらうと嬉しいです。
最後に、「今、中学2年生ですが、声優を目指すためになにか出来ることはありますか」という質問についてです。


できることはたくさんあると思います。
たくさん読書して、映像作品も見て、舞台やコンサートなどに触れることも大切ですし、真逆の要素として、一見声優とは結びつかなさそうな、専門的な趣味のようなものを極めるのも良いと思います。


それが武器になり、個性になる日がきっと来ます。
どこかに自分の演技や表現をアウトプットして、周りからの評価や手応えを感じる練習をしてみるのも良いと思います。


技術的な面でいえば、アクセントや滑舌、語彙力、そして国語の読解力は鍛えておいて損はありません。
現実的なお話として、事務所所属を目指すのであれば、早いうちから色々調べてみることもおすすめします。
私は、今からでも出来ることが、いろいろあることがわかりました。
まずは、たくさん本を読むことから始めたいです。
そのとき、声に出して読みたいです。
映像作品はアニメを見ているけれど、ドラマなどのお芝居はあまり見ないので見てみたいです。
また、いつか好きなアーティストのライブやコンサートに行きたいです。
舞台は、劇団四季やミュージカルなどに触れてみたいです。
滑舌の練習では、五阿弥さんに教えていただいた「外郎売」と呼ばれる歌舞伎で演じられる芝居に挑戦したり、国語の問題を解いたりして読解力を鍛えたいと思いました。
この研究を通して私は、声優になるために今からでも努力することができるのを知りました。
これからは、教えていただいたことを活かして日々努力して行きたいと思いました。
これで発表を終わります。
聞いてくださってありがとうございました。

■参考文献

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校(監修)(2022).つちや書店.君もなれる!声優

■研究の振り返り

◇これはどのような作品ですか?
声優になりたいので声優さんについて調べたこと、プロの声優さんにインタビューしたこと、その結果知ったことについてのプレゼン               

◇どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
アニメが好きで、鬼頭明里さんがインタビューを受けているのを見てやってみたいと思ったから

作品づくりで楽しかったことは何ですか?
幼少期の経験が声優に繋がることが驚いたこと

作品づくりで難しかったことは何ですか?
スライドの原稿を書くこと。頭の中がずっと混乱していた。

◇次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
発表の時に間違えないようにする、かまないようにする。そのためにいっぱい練習する。

◇来年研究したいことは何かありますか?
どうやってアニメーションは制作されているか

この作品を読んでくれた人に一言
声優になるために今からでもいろいろできる!


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