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『野球の魅力』~国民的スポーツへのあゆみ~リテラ探求学習研究レポート

連日あちこちで話題になる野球、誰もが少しくらいは知っているスポーツですが、どのようにしてうまれ、国民的スポーツへの道筋をたどったのでしょうか。

この研究をしたのは、新中学3年生のK・Tくんです。



■YouTube動画


■リテラの先生からのコメント

野球の試合をみていると、選手みんなのことを応援したくなるし、好きなチークが勝てば自分のことのようにうれしくなる。
野球は多くの人に愛されるスポーツだと改めて感じました。
大リーグで日本の選手が活躍しているのをみると、とても誇らしい気持ちになりますね。
これからもプロ野球の魅力を広めていったください。

■テキスト資料

みなさんは、大谷選手を知っていますか。
大谷選手は、野球の本場、アメリカのメジャーリーグで”二刀流”ピッチャーとバッターの両方で、大活躍している野球選手です。
今や、大谷選手は野球をあまり知らない人にとっても大きな存在です。


今回は、そんな人たちにも野球のことを知ってほしくて、このテーマを選びました。
野球のことをもっと詳しく知ってもらうために、5つのポイントを紹介します。
最初に紹介することは、野球のルーツです。
1845年、アレクサンダー・カートライトによって最初のルールが作られ、初めて競技となりました。


原型はクリケットと言われていわれています。
1860年代にあった南北戦争の頃、兵士の余暇でゲームが行われ、しだいにアメリカに広がっていきました。


野球には、9つのポジションがあります。
ピッチャー、キャッチャー、ファースト、セカンド、サード、ショート、レフト、センター、ライトの9つです。


また、指名打者制というルールがあります。
これは、ピッチャーが投球に専念するために、代わりに打席に入って攻撃を担ってくれる攻撃専門の選手を立てる制度です。

野球は、9人対9人で攻撃と守備を交互に行う点取りゲームです。
攻撃と守備は9回繰り返します。
攻撃側は点を取り、守備側はアウトを取ります。

初期の野球のルールは、
・21点先取で勝ち
・3アウトで攻守交代
・チームの人数は9人
・バッターが3球空振りをして、3球目をキャッチャーがキャッチするとアウト
・打球がノーバウンド、またはワンバウンドでキャッチされるとアウト
・バッターはボールが9個でで1塁に進む
などがあり、現代の野球のルールと大きく異なりました。

1857年には21点先取から9回時点での得点で勝敗を決めるようになり、1864年にはワンバウンドではなくノーバウンドのみがアウトの対象になりました。
このほかに
・バッターはフォアボールで1塁へ進む
というルールがつくられました。

次に、日本のプロ野球のリーグについて説明します。
今は2リーグ、パシフィックリーグと、セントラルリーグに分かれていますが、最初は今のように2リーグに分かれておらず1リーグでした。
当時は、
今の読売ジャイアンツである東京巨人、
今の阪神タイガースである大阪タイガース、
今の中日ドラゴンズである名古屋、
今の横浜DeNAベイスターズである大東京、
今のオリックスバファローズである阪急、
今は消滅した、東京セネタース、名古屋金鯱という7球団がありました。


現在は、パシフィックリーグは、埼玉西武ライオンズ、
福岡ソフトバンクホークス、
北海道日本ハムファイターズ、
千葉ロッテマリーンズ、
オリックスバファローズ、
東北楽天ゴールデンイーグルス、の6球団。
セントラルリーグは読売ジャイアンツ、
阪神タイガース、
中日ドラゴンズ、
横浜DeNAベイスターズ、
広島東洋カープ、
東京ヤクルトスワローズ、の6球団の、計12球団があります。


野球には、選手同士の駆け引きがあります。
例えば、相手ピッチャーがどんな球種を投げてくるのか、どんなコースに投げてくるのかや、ランナーがいる時、どのバッターの時に走ってくるのか、何球目に走ってくるのかなどを考えながら、投球をしたり、ヒットを狙ったりしています。


プロ野球とメジャーリーグの違いを説明します。
主な違いは、チーム数、試合数、試合の延長、野球用語の違いです。
まずは、チーム数です。
日本のプロ野球は、計12チームあります。
対する、アメリカのメジャーリーグは、アメリカンリーグと、ナショナルリーグの二つのリーグに分かれています。
その中でも、東部地区、中部地区、西部地区と3つの地区に分かれています。
各5チームずつ、計30チームで構成されています。
次に、試合数です。
試合数は、日本では、140試合程度とプレーオフの試合が組まれています。
対するメジャーリーグは160試合程度とプレーオフの試合が組まれています。
プレーオフとは、日本ではクライマックスシリーズや日本シリーズと呼ばれるそのシーズンを勝ち抜いたチームによる日本一や世界一を決める試合の事です。
メジャーリーグは試合数が多いため、ダブルヘッダー、一日2試合することが組まれたりします。
さらにアメリカは国土が広いので、西と東で時差が3時間もあります。
よって試合会場で時差が起こってしまうので初めてメジャーリーグに挑戦する選手たちは、この時差に悩まされるといいます。
ある大学の研究結果によると、時差ボケで勝率が低下することが分かっています。
9回で同点のまま試合が進んだ時、日本では12回まで試合が続き、アメリカでは試合の決着が着くまで試合が続きます。
メジャーリーグはリーグ数が多いので、地区優勝、リーグ優勝、ワールドシリーズ優勝とあり、プレーオフの期間も長くなります。


最後に野球用語の違いを紹介します。
まずデッドボールとは、ピッチャーが投げたボールがバッターに当たることをいいます。一方アメリカでは、これをヒットバイピッチと言います。
フォアボールとは、ボールが4球累積したことをいいます。
アメリカではウォークといいます。バッターボックスから一塁にウォークという意味です。

これまで野球のルーツや日本とアメリカの違いなどを紹介してきましたが、野球の魅力は伝わりましたか?
少しでも伝わったのなら良かったです。

この発表を聞いて、野球を見に行ってみたい、野球をやってみたいなど、興味を持ってもらえたら嬉しいです。
これで発表を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

■研究の振り返り

◇これはどのような作品ですか?
タイトル通り野球の魅力伝わる作品です。

◇どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
最近WBCで野球人気が再燃し、もっと多くの人に野球の魅力を感じてもらいたいと思ったから。

作品づくりで楽しかったことは何ですか?
色々なデータを新しく知ることができたこと。

作品づくりで難しかったことは何ですか?
様々なデータがあり、どれが正しいのかを確認すること。

作品作りを通して学んだことは何ですか?
野球の魅力の再確認。

◇次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
目線をカメラに向けること。

◇来年、研究したいことはありますか?
バレーボールorハイキュー‼

この作品を読んでくれた人に一言
聞いてくださってありがとうございました。

この記事を書いた生徒さん


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