『正直不動産2』第1話、第2話観ましたー。
前作について
NHK総合で正直不動産2が始まっていたので観てみました。前作は不動産会社のエリート営業マンだった山ピー演じる永瀬財地が、扱ってる物件にある祠と石碑を邪魔だと言って壊したところ呪われてしまい、営業トークの際に自社に不利な情報を勝手に客に口走ってしまうようになり、それまでの都合の悪いことは一切告知せず営業する方法論では契約を取れなくなって困った~というお話でした。
誤魔化しの口車が使えなくなった状況に最初は苦戦する永瀬ですが、嘘が言えないという条件を逆手に取り、きちんとデメリットを客に伝えたうえで契約してもらうという誠実な営業スタイルを少しずつ身につけていきました。
シーズン1はそうした自分自身との戦いと、市原隼人さん演じる桐山貴久との営業の成績争いの話がメインだった気がしますが、今回はどのような展開が待っているのか楽しみでした。
個人的にこのドラマの見どころは、
①嘘をつけなくなった山ピーが汚言症的な暴言を吐いてしまうイメージのギャップ
②誠実な営業で社内のライバルや競合他社に勝っていけるのか?というハンデ戦
③不動産知識および実務経験の解説
…な気がしています。
シーズン2第1話、第2話の要約と感想
第1話は、永瀬が働く登坂不動産に仕事をやる気がなくタイパコスパを重視するZ世代の若者・十影健人(板垣瑞生さん)が顧客のコネで在籍しており、駅前の私鉄開通予定の土地を所有する藤原結弦(馬場徹さん)が社長にヘッドハンティングされ、課長代理待遇で中途入社してくるところからストーリーが動き始めました。
対するミネルヴァ不動産にはディーン・フジオカさん演じる伝説の不動産営業マン、神木涼真が働くことになっていました。彼はかつて登坂不動産でナンバーワンを獲り続けており、永瀬を育てた師匠でもありました。
その後、タワーマンションに住みたい3人家族(夫=医者、妻=交通事故で足が悪い、小さい男の子=名門私立合格)が来店し、このお客にどのような営業をするか?というお話がメインでした。
第1話で勉強になったこと
・タワマンのデメリット
①タワマンは割高である。通常のマンションより柱や梁が太くなるので、有効面積が小さくなる。
②階層ごとに分けていない限り、朝はエレベーターが大渋滞する
③高層階ではベランダに洗濯物が干せない
④耐震性に問題がある
⑤戸数が膨大なため、人間関係が複雑で、トラブルが起きやすい
⑥大規模修繕工事の金額が不明瞭で、想定より100万円以上多く追加徴収される可能性あり
・今回披露された不動産営業テクニック
①単純接触効果→人は会う回数が多い人ほど親近感を抱くこと
②返報性の法則→手土産を必ず持参すること
③ゴルディロックス効果→価格の選択肢が3つあると、人は中間のものを選びやすいこと。高い物件と安い物件は、中間価格の物件を売るための当て馬として使う。
④クロスセル→家の購入など大きな買い物を決めた後は心理的に無防備になりやすいので、ついで買いをさせること。
⑤ハーディング効果→人は根源的に周りと同じことをしたいと思っていること。「みんながやっている」と言えば、男は虚栄心をくすぐられやすい。
第2話は、妻を亡くし会社も倒産した男性が、自身が所有する家屋を空き家として売りに登坂不動産に相談に来るも、実際永瀬らが査定に赴くとそこには男性の父と息子が住んでおり、どうする~!?というコミュニケーション不足に起因する誤解と家族間トラブルの話でした。
第2話で勉強になったこと
家族が不仲で、建物の登記名義人が家族が住む家を家族に無断で第三者に売却した場合、家族は退去しなければならないのか?という論点。
→今回のケースでは息子が祖父を10年以上にわたって介護している事情もあって、使用貸借が擬制されて住み続けることができた。
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回はどんな学びがあるのか楽しみです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?