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Netflixで『Woman』視聴完了しました

ストーリー
 小春(満島ひかり)は、夫の信(小栗旬)を不慮の事故で亡くし、二人の子供・望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を抱えるシングルマザー。

 小春は仕事を掛け持ちして必死で働くものの家計は苦しく、生活は困窮する。追い詰められた小春が生活保護申請をするために福祉事務所を訪ねると、条件が満たされないことを理由に断られる。親族からの援助の有無を聞かれ、親族はいないと答える小春。小春の父は亡くなり、20年前に小春と父を残して好きな男(健太郎:小林薫)のもとへ走った母の紗千(田中裕子)とは絶縁状態だった。

 しかし、福祉事務所が紗千に問い合わせたところ、紗千は小春への援助の意志を示しているという。自分を捨てた母がそんなことを言うはずがない、と信じられない小春。

 そして、小春は20年ぶりに紗千と会う決心をする…。

特に魂が揺さぶられたシーン

私が…いなくなってしまったら、子供たち2人だけに…。
絶対死んだらダメなんです。
私が守らなきゃいけない命なんです。
小さな軽はずみな気持ちが、誰かの大切な、誰かにとって大切な命を奪ってしまったんだよ!
反省の仕方分かるか?後悔の仕方分かるか?償いの仕方分かるか?

個人的な評価
ストーリー S+
構成    A
俳優    A+
脚本    S 
音楽    B

S→人生に深く刻まれる満足
A→大変によかった
B→よかった
C→個人的にイマイチ

世の中で一番悪い人は、自分のしたことを分かってない人だよ。

健太郎

個人的な感想
 
内容的には、幼いときに母親に捨てられた女性が好きな男性と結婚して子供を設けて幸せに生活するも、ある日突如として旦那が駅のホームから転落して電車に撥ねられて亡くなり、ふたりの子供を抱えたシングルマザーとして苦境に立たされる話。
 最初は頑張って働いて子育てに励むも、仕事と休みなしの母親業で疲弊し、過労と栄養不足で再生不良性貧血という白血病に近しい病気を発症してしまいます。
 そして眩暈と貧血が常態化し、食事するだけで倒れ込むような体調になり、それでも何とか働いて子供を養おうと奮闘しますが、このままだと死ぬというところまで追い詰められ、医者に治すには身内の誰かに骨髄移植を頼むしかないと言われ、あれだけ憎んで恨んでいた母親との確執や葛藤を子供のために捨て、頭下げて頼み、自分が知らなかった事実と対峙していくストーリー。

 シングルマザーの人って大変なんだろうな~くらいの認識しかなかった僕にとってあまりに衝撃的な、学びの多い作品でした。
 満島ひかりさん、二階堂ふみさん、小林薫さん、田中裕子さんといった個性派実力派女優の演技は圧巻で、終始圧倒されました。
 堺雅人さん、香川照之さんらの『半沢直樹』、市原隼人さん、吉田鋼太郎さんらの『カラマーゾフの兄弟』の2013年にこんなドラマがやっていたなんて知らなかったです…。観れてよかったです。素晴らしい作品。これ下手したら半沢直樹より格上のドラマでは、、、。

#最近の学び

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