見出し画像

労働力の搾取

 急に弊社が閑散期入りしたものだから、退勤後はおろか仕事中でさえ考える時間がある。
 やっぱり弊社のことは許さないし、辞められるものならすぐにでも辞めてやるという決意は固い。12時間労働から一時解放されて思うことは、あぁ俺はすべてのリソースを仕事に割かざるを得なかったんだなってこと。プライベートをまっとうに楽しめなくなるくらいに仕事に体力を持って行かれてたんだなと思うと、やはり弊社は即つぶす必要があるなぁ。

 ただでさえ労働は他人と関わらざるを得ないという点においてストレスがハンパじゃない。それはこちら側の事情なので目をつぶるとしても、昼休みもとれないレベルで忙しい日が週に何度かあるのがふつうだったのは、どう考えてもおかしかった。

 人員は相変わらず補充されず、管理職はクソ、もちろんそのほかの男どもも全員クソ、自分達の仕事だけやってりゃ終わるおまえらはいいですね。俺も閑散期はおまえらのことなんか歯牙にもかけずにとっとと帰ってるわけですが。

 俺がなぜ劣悪な環境で頑張れたか、それは「できない自分に価値がない」という刷り込みのおかげだよ。(メンヘラ)
 頑張る必要なんてまったくなかったんだよ。だけど、ここで負けたら終わりだというワケわかんないプライドを発揮してしまったがために、自分の心身と時間をギリギリまで犠牲にしながら働いてしまった。

 違うぞ、おまえがやるべきことは自分を追い込むことではないぞ、自分を守ることだぞ!

 結局のところ、俺は本当に他人がきらいだから、できることならばしゃべりたくもないんだよ。他人との接触を避けられない、その時点でストレスなのさ。
 しかしな、激務薄給の職種はたいがいが「他人との接触」が発生する仕事内容なわけで、だから俺は本当に、「人との関わりが必要最低限で済む」仕事に就く必要があるなと真剣に考え出したところさ。

 すこし前まで、激務に耐えてる自分はよくやってる、今までできなかったことができるようになったのはえらい、と本気で思っていたのだが、その達成感は俺自身の心と体を犠牲にしてまで手に入れたいものだったのか?

 本来、人との接触が苦痛であるにも関わらず、「みんなができることができない自分はおかしい」(メンヘラ)というメンタリティの下、一生懸命できるようにしたけども、できるようになればなるだけ、身を削れば削るだけ、こちらの必死な努力など関係なしに、仕事量も責任もどんどん増えていく。
 頑張れば頑張るだけ、その働きぶりは認められないまま、「やれるんだからやって」となる。キショすぎる死ね。

 ていうかね、弊社の男ども(女は私ひとりです)は本当に男尊女卑ゆえに、(世の中の男性全員がこうだとは思いたくない)私のことを下働きの下女扱いしてくるから。そもそも同じ労働力とみなしてないから。それが無意識的であれ、許されるものではない。むしろ無意識だからタチが悪い。直りようがないからだ。ころすぞ。

 目には目を歯には歯を。おまえらを置いて俺は必ず辞めます。それが最大の復讐となるからです。だからといって、急に飛ぶだとか、おまえら以外の人たちにも迷惑がかかるような辞め方はしませんが、おまえらが困ろうがどうなろうが、知ったことではない。おまえらは俺を大事にするどころか踏みにじったので、辞められても仕方ないことをしたと反省しなさいね。

 バカだね〜メンヘラに時間を与えると病み切ったあとは冷静になるんだから。さようなら弊社のバカ男ども。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?